せっかくカメラを買ったのだから、プロに習ってみよう・・・というわけで、あれこれ探しました。しかし、ほとんどは一眼レフを持っていることが前提で、私の目的に一眼レフは必須ではないという思いがあって抵抗感しか感じませんでした。
ある日、ネット上を徘徊していたらサイタというサイトを見つけました。
そして見つけたのがストラーダの結城信久さんの心を写す『写心教室』でした。
インタビューを読んだり、ストラーダのサイトを見たりして、
- 仕事として商品撮影の仕事を多くこなしていること
- Webデザインなども手がけていること
- カタログやパンフレット製作の仕事を多くこなしていること
- 「一眼レフを買え」と言わなそうなこと
上記の理由から体験レッスンを受けることにしました。
というわけで、7/1に私が似合わない街ナンバーワンな原宿に行きました。生憎の雨模様の中、ストラーダに30分早く着いてしまい、アイコスを吸って時間をつぶしてからいざレッスンを受講。
結論から書くと、大当たりでした。即入会です。
先生の自己紹介から私の目的の説明をして、まず問われたのは・・・
「写真はなぜ撮れるのか」
そこから逆光と順光の違いを実際に撮影した写真を見せていただきながら説明され、光を読むことの重要さを教わりました。
生徒に考えさせることでしっかり理解させるのが結城先生のスタイルらしく、たった一時間のレッスンだったのにえらく充実しました。
悪い教師の最悪な授業と同様、良い先生の良い授業のことは忘れないものです。昔、神田外語で英語の速読をさせられて英語で英語を考える癖をつけられたことを思い出しました。頭は疲れるけれど記憶に刻み込まれる、みたいな。おまけに能力もアップ・・・するかどうかは私次第ですね。(笑)
実際に私の拙いブログを見ていただいて、先生に「致命的な欠点がある」と言われました。いつも同じような構図で同じ角度から撮っていること以外に、です。
レッスンで結城先生に箱をいつものように撮るよう言われて撮りました。
次に、離れた距離からズームを使って撮るように言われて撮ったのがこの写真。
上の写真は箱が台形になっていますけど、下はちゃんと箱に見えます。要するに、私の写真はほとんど被写体を歪ませていたわけです。
私のやりたいことで大事なのは、見る側に被写体を正しく伝えることで、今までのやり方ではそれができていませんでした。
フィギュアだとこうなります。
離れた位置からズームで撮るとこうなります。
横並びにしているのに、いつものやり方では目線が揃わなくなります。
広角は背景を遠ざけて望遠は背景を引き寄せる例も教わりました。まずは広角で撮ったもの。
次は望遠で撮ったもの。
配置は同じなのに、まったく違って見えます。どちらが悪いというのではなく、目的や趣旨に従って使い分ければいいわけですね。
レッスン後、スマホのカメラで同じことをやってみました。
広角と・・・
望遠。
スマホのカメラでも違いが出せるんですね。
今回はまず焦点距離について教わったわけですが、教え方が本当に上手で、カメラを使おうという気持ちになりました。被写体の位置や光の当たり方、撮る位置を考えて撮ることの重要さを身をもって体験できたことはとても大きかったです。まぁ、基本中の基本なんでしょうけど、初心者の私には衝撃的でした。
おそらく、今後、撮る対象が変わったりすればまた学ぶこともどんどん増えて、それを身に着けたら表現力も向上するんだろうなと感じています。そう思うと楽しくて仕方がありません。
少なくとも私にとっては大当たりな先生でした。ラッキーでした。
次は月末にレッスンを受けることになる予定です。それまでに今日学んだことを会得できるようにいろいろ撮ってみます。そのためのTG-5でありG5Xですからね。
ほなほな。