Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

Waterman Lady Charlotte

母から「インクが出ない!」と言われたので洗浄ついでにネタにします。

 

ウォーターマンが30年ほど前に発売していたレディ・シャーロットという製品です。真鍮をラッカーで仕上げたものでペン先はステンレス、値段は・・・いくらだったのやら。字幅はFです。

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ミニサイズの万年筆で、コンバーターは使えません。母が試筆したいと言うので貸したら持って行かれました。(笑) サイズ的に女性にはいいのかも。

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キャップリングにはロゴが入ってます。ラッカーのしっとりした色合いが綺麗です。

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ペン先はいたってシンプルです。装飾が派手になればなるほど剛性は高くなります。金ペンで装飾を入れるのは私は金の良さが殺される気がして好きではありません。

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ペン先の裏。フィン状になってません。

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コンバーターは使えないとのことでしたが、カヴェコのコンバーターはぴったり合いました。専用か?と思うくらいフィットします。

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写真を現像したとき、ペン先の汚れがとても気になりました。メッキ加工がされたものは扱いが難しいです・・・が、この通り。30年使ってきた割にはきれいになりました。

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方法は簡単。ぬるま湯と赤ん坊用の綿棒で丁寧に磨くだけ。

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ウォーターマンに限らず、海外製の万年筆は字幅の規格がバラバラで酷い場合は同じ製品の中字が細字より細いなんてこともあります。国産でもプラチナは信用できません。出荷時に検品してないだろ?と言いたいレベルで酷いです。不思議なことに、プレピーなどの価格が安い製品は安定しているんですよね・・・

 

私のレディ・シャーロットは、ちゃんと細字が書けます。手持ちの古いパーカーやモンブランも字幅はもちろん、製品としての出来が素晴らしく、生産拠点が変わったか何かで今の状況になったのか?と妄想しています。

 

海外製の万年筆に興味がある方は、30年以上前のものを狙うといいかもしれません。

 

ほなほな。