仲間から「インドのフレックスニブ興味あるー!?」と聞かれて、よくわからないまま購入することになった万年筆が届いたのでレビューします。
GAMAという1920年創業のインドのブランドに個人製作家?が作ったニブをつけたもので、お値段は日本円にして8,000円くらいでした。
話の流れで透明軸に。
巨大なキャップ。比較用にセンチュリーを置いてみました。
キャップが巨大なら本体も巨大。笑ってしまいました。話によるとアクリル製で機械は使わずに削っているとのこと。
首軸部分。おでんの具かよ!とツッコミたくなる太さ。製作家曰く、これ以上細いと割れるんだそうです。・・・工具は何を使っているのやら。
ペン先。装飾は一切なし。ちょっとわかりづらいですけど、スリットが超長いです。首軸から出ている部分は割れてます。
胴軸の中に何か入っているな〜と思ったら、スペアのペン芯でした。これをどうしろと!?と思うのは私だけではないはず。一直線に溝が掘られています。
裏側から見るとただの棒。
スパッと切られているのでコンバーター何それ?な状態です。これを見て、「使い物になるのだろうか?」と不安な気持ちになりました。
外見的には失敗した感が満載です。たぶん店頭に並んでいたら泥酔でもしていない限り買わないでしょう。カスタムUrushiより大きいんじゃないでしょうか。
とりあえず、書き味くらいは確かめてみようと色彩雫の深緑を入れてみたら・・・
このニブすごいよ!
フレックスニブとはこういうものか!
ハハハハハ!我が世の春が来た!
※子安武人さんの声で再生してください。
これは今まで使った中で一番おもしろいです。プラチナのセンチュリー基準でたとえると、EF〜Bまで変えられます。二重線も書けます。パイロットのエラボーの人気に火をつけた有名な動画で使われた改造品と同じようなことができます。
書き心地自体はステンレスらしいカリカリした感じでした。
あと、ジャンボサイズだからか、それなりに重みがあるので個人的には書きやすく感じました。軽すぎるのはどうもね〜。
マイナスポイントは胴軸とキャップの仕上げ。削ったときの線傷がくっきり残ってます。これは国産の透明軸に慣れた人には耐えられないでしょう。
というわけ?で、クリップが外せるなら、これも再塗装しようかなと妄想しています。
ほなほな。