Something So Right

都内在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじりその他について書いています。

私が遭遇したIT業界の奴隷商人たち

今まで実際に遭遇した奴隷商人(人材派遣会社)について書いてみます。

品川で遭遇したケース

知り合いからエージェントを紹介されて、品川で会うことになりました。待ち合わせの場所に行き、ヤクザ映画に出てきそうな営業と会いました・・・が、周りにいる人たちは何!? 訳がわからないまま近くにある大手の情報通信建設会社に連れていかれて面談。合格をもらうも条件の提示や契約の手続きなどはなく「来週からよろしく」と。

 

言語はASP.netなのにASPしか知らないとか、そもそもプログラミングができない人もいてカオスでした。単価も世間の相場から見ると底値、既に大炎上している案件で9時から終電まで働く毎日に納得がいかず、辞めると伝えたら、知らないおっさんが登場しました。

 

現場→A社→B社→C社→私

 

という構造になっていたらしく、登場したおっさんはB社の偉い人でした。(会うまで説明なし) 私に会うなり「半年延長してしまった。私の顔を立ててくれ」と言われ、唖然呆然ですよ。どこの誰かも知らないおっさんのために何故我慢しなければならないのか。単価も5000円しか上がらず、同じ商流のプログラムが書けないおばさんの分の仕事もやる羽目になったので、9時出社をやめて昼出社にしました。当然、現場や奴隷商人からは文句を言われましたが、言われる筋合いはありません。結局、2ヶ月くらいでモック状態ですらなかったものを動くようにして去りました。

 

渋谷で遭遇したケース

この会社は私が採用する側にいたときにやりとりした会社(V社とする)で、ひょんな事からお世話?になることに。しかし、いろいろな営業から私の経歴書を見ていないとしか思えない面談のセッティングをされ、しかも営業同士で情報を共有していないためにダブルブッキングになることも多々ありました。結局、当時の営業部長から紹介された会社(M社とする)から某特殊法人の案件に携わることになり、紹介された会社はしっかりしていたのですが・・・

 

現場→A社→M社→(V社の営業部長)→私

 

という形で金が流れていて、つまり営業部長は小遣い稼ぎをしていました。(笑) V社の営業から電話で案件がまとまらないことで謝罪された時に「あれ? 営業部長さんに紹介されたM社と契約してますが?」と伝えたら速攻で営業部長から「勝手に話されたら困る!」とクレームの電話がきて発覚しました。今は当時のメンバーはほとんど抜けて会社名も変わっているようです。

 

新橋で遭遇したケース

お世話になっていた方の友人が経営している会社でした。まだ存在しているのかどうかは不明。会社に行ったら、ゴルフクラブやらコントラバスやらが陳列されて、オフィスというよりは趣味の部屋。社員を紹介されて話していたらその日で辞めると言われ、半端ない地雷臭に目眩が・・・ 社長に日々取り組んでいることは?と聞いたら「俺は毎日(酒を)飲んでる」と言われたことが忘れられません。社長の名前も会社名も忘れてますがね。

仕事抜きで接すると酒呑みの面白い爺さんなんですが、中抜きが半端ないこと、技術者探しをしつこく要求してくるのが鬱陶しかったです。結局、趣味の部屋から小さな貸しオフィスに移った頃に契約期間が終了し、私は派遣先で採用されました。罰金を払えと要求されましたが、派遣先が弁護士を立てたらおとなしくなりました。合掌。

 

 

IT業界はピラミッド構造になっていて、一番上に君臨するのは元請けでその下に下請け、孫請けがいます。下請けと孫請けの間に無数の奴隷商人がいてマージンを吸って生きている感じでしょうか。

 

現実の奴隷と違って、下請けや孫請けにいるから不幸、元請けにいるから幸せ〜なんてことはないと思います。発注側や元請けの社員は基本的に技術者の管理をするのが仕事で、技術者になり得ないgさために苦労することは多々あります。大手メーカーの中には若手に実務でコードを書かせて優秀な技術者に育てているところも出て来ましたけどね。

 

収入面は元請けにいる方が多くなります。中抜きされませんから。うまく立ち回れば個人事業主で客先に常駐する形でも30代で月に100万以上稼ぐ方はいます。

 

肉体的にきついかどうかは現場や案件にもよるので、元請けと下請けの差はさほどないかもしれません。

 

いわゆるITゼネコンはなくならない、何らかの形で残り続けるでしょう。個人的には奴隷商人はなるべく絶滅してもらいたいです。

 

不幸にも我々日本人は日本語を母語にしています。なので単価が安いベトナムなどに仕事をごっそり取られて下請けや孫請けに仕事が回らなくなる事態にはなりにくいでしょう。ただ、海外の技術者は、私が遭遇した限りでは恐ろしくスキルが高いです。20代でも凄いのがいます。

 

ピラミッドの上に行ったら中途半端な管理スキルしか身につかない、下に行ったら奴隷、ならどうする?・・・と考えた結果、私は外資に行きました。これはこれで茨の道ですけどね。

 

ほなほな。