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都内在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじりその他について書いています。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章発進篇 感想

前回に続いて宇宙戦艦銀河・・・ではなくヤマト2202の感想を書いていきます。第五章まで観終わっている状態での感想になります。

 

今回からエピソードごとに書いていくことにしました。2202は旧作に倣ったタイトルの付け方をしていて、2199とは異なるアプローチで制作していることが伺えます。個人的には2199のタイトルの方がSFオタクっぽくて好きです。

 

第3話「衝撃・コスモリバースの遺産」

太陽系の辺境にある第十一番惑星のシーンからスタートします。ガミラス製の人工太陽があります。

 

地球人とガミラス人が共生しており、土方司令が左遷されており、空間騎兵隊もいます。地球から派遣された教授と助手が土方司令に古代アケーリアス文明の調査を断られたとき、惑星の外にはガトランティスの艦隊が。艦隊司令の言う「いつもの手順」は何を指すのやら。

 

教授の助手である桂木透子はサーベラーのクローンなんですが、テレサのメッセージが地球に向かったことを知ってからクローンを作って地球に潜入させて・・・って、ちょっと無理があるというか、ご都合主義が炸裂してます。

 

月に向かった古代は大使からテレザートとテレサの伝説の説明を聞きます。テレサのメッセージの内容を見たのはヤマトのクルーだけとして、ガミラスとガトランティスがどうやってメッセージが飛んだのか知ったのか、それがテレサによるものだとどうやって知ったのかは謎です。(特にガミラス側が)

 

古代はガミラス大使に勧められて時間断層に行きます。コスモリバースで地球を蘇らせた副作用でできたもので、通常の空間の1日がここでは10日になるんだとか。未知の技術には~と引率したキーマンは言います。でも、地球にとっては未知の技術でもイスカンダルにとってはそうではないわけで・・・

 

ここに築いたドックで地球とガミラスは大量に戦艦を製造していました。ガミラスは時間断層を借りる代わりに植民星の資源と人材を地球に渡したんだとか。・・・植民星の人材は地球人そっくりなんでしょうね。どうやって地球に来るんだとか、受け入れはどうするんだとかは気にしないことにします。真田さんと新見さんは既にその存在を知っていたようです。

 

 古代は藤堂長官にテレザート行きを志願するも断られます。まぁ、当然でしょう。この後、古代は主要クルーと合流。軍を退いた島が何故か軍服を着ています。気にしてはいけません。そして島以外のメンバーはテレザート行きを決定。

 

舞台はまた第十一番惑星へ。桂木の元気玉を集めるポーズの後、ガトランティスの攻撃が始まります。斉藤達はこれを見ているのに不審がらないのは・・・気にしてはいけません。

 

古代は雪に地球に残れと言い、雪は両手を古代に握られていたのに指輪を古代の手に残すマジックを見せて去ります。

 

第十一番惑星はガトランティスの艦載機に盛大に爆撃されます。空間騎兵隊以外の守備隊は?

第4話「未知への発進!」

古代は真田さんから艦長代理への就任を依頼されます。これは自然な流れでしょう。

 

ヤマトのクルーはカメラに細工をして、ヤマトを地下都市に隠します。クルーは「きりしま」に乗って地下都市に移動。「きりしま」で移動したことで司令部にバレたので、ヤマトの調整も物資の搬入もできていなことを考えるとこのストーリーは無意味に感じました。

 

航空隊以外のメンバーは一箇所に固まっていたのかとか、細かいことは気にしないようにします。

 

芹沢が送り込んだ特殊部隊がドックの管制室を破壊し、発進が不可能に。機関科の山崎の提案でサブの管制室からコントロールプログラムをヤマトに送ることで発進できることがわかり、山崎、星名、桐生の3名が向かいます。てか、最初からコントロールプログラムを転送しておけよと。

 

結果、上記3名に加えて岬が退艦することになり・・・星名は護衛としてついたのなら武装すべきだし、この人選は2199色を廃する思惑があるように感じられました。ちなみに怪我で入院中の新見も加えた5名は復活篇から客演することになる銀河に乗り込むようです。

 

・・・反乱の嫌疑がガミラスのおかげで晴れた後に合流する手段もあっただろうに・・・というのは気にしてはいけません。加藤が後から合流したのに・・・とか気にしてはいけません。

 

ヤマト発進の場面は序盤の見せ場です。ちゃっかり乗り込んだ島が古代に代わって操艦してヤマトは発進します。今回は戦闘衛星をショックカノンでぶっ壊して旅立ちます。島ファンの人にとってはモブ化する前なので嬉しいでしょうね。西条役の声優さんも出番があってよかったなぁ。

 

この場面はいかにもCGといった感じで違和感を感じました。艦体も風景もすべてCGで作りました!みたいな。これは全体的に言えます。CG臭さ全開です。

 

反乱を起こしたヤマトを出迎えるのはアンドロメダ率いる地球艦隊。第十一番惑星からのSOSはどうなっているんでしょう。ジャミングか何かで遮断されたのか?

 

第5話「激突!ヤマト対アンドロメダ

 家族がいるからかハブられた加藤が相変わらず壁を殴る場面から、地球艦隊の演習シーンへ。艦載機発進シーンは・・・リアリティのかけらもなく残念。あんなに連続して艦載機を発射するなら、ああいう形にはならないと思うんですよね。艦橋の後ろにある飛行甲板が薄すぎます。

 

月面の基地に所属しているはずの山本達が脱走する場面に続いて、またまた加藤家の場面。この場面はとても良いです。脱走組を追撃する部隊が山本達を殺す気満々なのは気にしません。

 

脱走組はガミラスのキーマンの助けで追撃隊を退け、その間にガミラス側が動きます。そしてアンドロメダが単艦でヤマトを追撃することに。

 

・・・第十一番惑星は助けに行かなくていいの!?

 

山本たちは無事にヤマトに合流。このとき、ヤマト側はコスモタイガー2しか認識できず・・・ツヴァルケも認識できるよな?と思ったのは私だけでしょうか。まぁ、モブ化する篠原の出番があって良かったと思うことにします。キーマンは月から木星に行ってからヤマトに行ったのかとか考えません。なんで山本達の危機を察知できたのかとか考えません。

 

アンドロメダと戦うヤマトは波動防壁が使えないのでイズモ計画用のアステロイドシップを使って防御します。小惑星?を壁にするんですが・・・アンドロメダの主砲弱すぎませんかね? あと、重力子スプレッドも後でレンズやバリアーのように使われるんですが、破壊兵器としても使えるんですね。便利だなぁ。

 

そうそう、アステロイドシップの操作は機関科の徳川より真田さんがやったほうがいい気がしました。

 

ヤマトとアンドロメダの激突シーンは、艦首に防壁を張ったのにアンドロメダ主翼?で艦体が傷つかない・・・まぁ、いいや。この後の山本の部下が沖田艦長のレリーフを持ってヤマトに合流するシーンが良かったので。

 

この後、ガミラスのおかげでヤマトは正式にテレザートへ向かうことに。最初からガミラス側と調整して行けば戦闘衛星を破壊したり、航空隊同士でドンパチしたり、アンドロメダと戦ったりせずに済んだのに。(笑)

 

加藤はブースター装備のコスモタイガー2でヤマトに合流し、艦橋に沖田艦長のレリーフも置いてめでたしめでたし。

 

第6話「死闘・第十一番惑星」

 何故か宇宙船の中にいる永倉の救助シーンからスタート。

 

第十一番惑星は一方的に蹂躙され、モブだと思っていたガミラス人少女が永倉に救助されます。父母は既に殺され、兄も・・・orz 大丈夫。ガミラスに行けばヒスのおっさんが面倒見てくれるぞ。

 

ガトランティスは変な模様入のニードルスレイブと歩兵を投入していて、歩兵は空間騎兵隊の古橋を道連れに自爆します。けっこうな爆発で、別室にいただけで助かった新見さんの防御力の半端なさに感嘆しました。

 

土方司令は降伏を申し出るも「戦って死ね」と断られます。2199に出てきたガトランティスの捕虜は・・・2202のガトランティスとは別物ということで納得しましょう。

 

助けを求めるために斉藤は永倉を宇宙船に乗せて送り出します。艦載機相手にマシンガンで戦う斉藤の背後から飛び立つ場面は、かっこよさよりもこういうときだけガトランティスのミサイルの精度の悪さへの違和感を感じます。非武装っぽい宇宙船が艦載機や大艦隊の包囲網をどうやって抜けたのかとかは、考えてはいけません。2202のスタッフは「考えるな、感じろ」の精神で鑑賞することを推奨しているそうですし。

 

そういえば、テレザートへの道程?を示す立方体が連なったイメージ、やたらわかりづらかったのは私だけでしょうか。

 

というわけで、出だしの救助場面につながるわけですね。会議らしきことをした結果、ヤマトは第十一番惑星へ向かいます。キーマンの「今のヤマトは重大な弱点を~」というセリフは波動砲絡みなのか何なのか。

 

永倉が脱出するときにミサイル攻撃をくらったように見えた斉藤は橋の上で目覚めます。このとき、蘇生体に改造されたなんて噂がありますね。

 

ガミラス少女を抱えた桂木に続いてニードルスレイブが登場。何故か攻撃しないニードルスレイブ。斉藤がが「ヤマトは来る。必ずな!」と言った瞬間、ヤマト登場。

 

いつの間にか発艦した航空隊の活躍でガトランティスが駆逐されます。コスモタイガー2よりコスモタイガー1の方が目立ってるけどな! 避難民の受け入れの指揮を保安部ではなくブリッジクルーの南部が行うのは・・・考えない、考えない。

 

ここの戦闘シーンは悪くないです。アニメっぽい絵とCG臭い絵が混在していてちょっと違和感を感じますが。

 

ガトランティスを退けたとき、ガトランティスの第八機動艦隊が到着。第一章で岩の中からこんにちわしたカラクルム級こと大戦艦がなんと250万隻もかけつけてます。(隻数が明らかになるのは次章) 1隻でガミラスの艦体を瞬殺し、地球の司令部を壊滅させられる戦艦が250万隻ですよ。

 

ラクルム級が6隻縦に並んでイデオンソードみたいなぶっといビームを発射、その中に突っ込むヤマト・・・で第二章終了。

 

第五章まで観た状態で見直すと、なぜサーベラーのクローンを送り込んだのか?という謎が生まれます。ヤマトの認知度も不明でしたし、問答無用で生命体を殲滅するのが目的なら力押しだけすればいいわけです。蘇生体ではなく、唯一の人間であるサーベラーのクローンをわざわざ送り込んだのは何故なのか。最後まで見ればわかるのでしょうか。

 

最大の弱点ならぬ最大の欠点は、副監督がデザインしたメカニックの違和感ですね。今どきの作品にしてはリアリティがあまりにも欠落していて、何よりヤマトの世界観に合いません。空母型アンドロメダの構造然り、コスモタイガー1然り、ニードルスレイブ然り。

 

他の作品ならそれぞれの陣営の文化などが反映されたデザインになります。ガンダムマクロスバイファムは一目見ればどの陣営なのかがわかります。2202はそこがめちゃくちゃです。既存のデザインにしてもゼルグート級だけ変な模様が入ったり、板を付けたり、公式作品にあるまじき所業です。

 

演出面に関しては「こういう場面ってかっこいいよね」という場面を無理やりつなげた結果、矛盾点や不自然な部分を生み、不自然だったりご都合主義な部分も含めて旧作を継承しているのかなと感じました。2199とは決定的に違う部分です。

 

おそらく、スタッフは2199の続編として作りたくはないのでしょう。キャラの扱いや設定の扱いからそれは伺えます。復活篇のように旧作からつながったものとして作ればここまで違和感は感じなかったかもしれません。

 

今回のやり方ではどうしても2199と比較してしまいますし、違和感を感じざるをえません。

 

2199の存在が足かせになるようなスタッフを選んだ時点で、続編としては失敗作になるのは当然と言えましょう。

 

次の第三章は・・・そのうち見直して感想を書きます。たぶん。

 

ほなほな。