超久々にペンクリニックに行ってきました。前回は大阪まで遠征して宍倉ペンドクターにhelicoとHerbinの万年筆を診てもらった・・・はず。その前は高田馬場、さらにその前は日本橋だったような。高田馬場と日本橋はパイロットのペンクリニックでした。
今回の場所は伊東屋新宿店で、パイロットのペンドクターが診てくださるとTwitterで知って新宿まで行ってきました。
好きなメーカーは?と聞かれたら、パイロットと即答するくらい私はパイロットが好きです。
- 製品が魅力的
- サポートがしっかりしている
- 品質管理が徹底している
- 値段が手頃
- ペンクリニックに力を入れている
ペンドクターやスタッフの皆さんが良い人だらけで万年筆への愛が感じられる、というのも大きいですね。
新宿に移動して三丁目のドトールで知人とコーヒーを飲んだ後、歩いて小田急まで行きました。伊東屋がある10階はくまのプーさんの「はちみつカフェ」が期間限定でオープンしていてかなりの賑わいでした。一瞬、ペンクリニックの客か!?と焦りました。
申込みをすると、なんと待ち時間は3時間。今までで最長です。店員さんに「もちろん待ちます」と伝えて、3時間ほど新宿を徘徊しました。まぁ、文具屋と楽器屋巡りをしただけですが。ロックインが縮小していたり、島村楽器にATLANSIAのギターとベースがあったり、楽器に関しては大変さが感じられました。まぁ、そんなにしょっちゅう買うものではありませんからね。万年筆の方は特に物欲をそそられるものはなし。
17時前くらいに伊東屋に戻り、店内を徘徊しました。ParkerのJotterとCARAN d'ACHE 849の万年筆を買いそうになっていたら、出番が来たので断念。今回初めて電話で連絡がきました。丁寧ですね。
今回のペンドクターは長谷川さんで、3回目になります。非常に親切かつ丁寧で、ペンの個性を重視するペンドクターです。
まず診ていただいたのはParker Premier。1983〜1991年の間だけ生産された、75の高級バージョンです。長らく愛用している相棒の1本です。
このペンは某所で調整してもらったらインクがほとんど出なくなってしまい、使わなくなっていました。診ていただいた結果、ペン先の切り割りがピッタリ閉じているのが原因でした。ささっと調整してもらい、無事に復活。めでたしめでたし。
続いて診ていただいたのは、今はなきSensaのMeridian。グリップに特殊な液体が充填されていて自由自在に形が変わります。
このペンは書いているといきなりインクが出なくなることがあり、診ていただいた結果は「インクとの相性が悪い」でした。粘度が低いインクなら大丈夫だろうとのことで、さっそくパイロットの色彩雫の朝顔を買いました。
ちなみに、長谷川さんはSensaのペンは初めて見たそうでした。私以外で使ってる人と会ったことはありませんし、万年筆仲間でも知ってる人に会ったことがないので、本当にマイナーなんだと再認識しました。倒産しちゃったし。合掌。
私の庶民のペンケース(違)を見た長谷川さんが興味を持ったのはMontegrappaでした。イタリアらしい美しいペンです。・・・このメーカーもなかなか持ち主に遭遇しないような。(汗)
その後、雑談で話したのは、
- ペンポイントは個性が出る部分だから安易に削りたくない
- 細さを追求したいならボールペンを使うべき
- デルタの廃業にはびっくり
- デルタのドルチェビータの素材が入手できれば限定のグランセを出したい
- カスタムメイプルの色合い、凄くいいけど何かした?
ってなところでした。ちなみにカスタムメイプルは何かしたわけではなく、新宿の高島屋の店員さんが選ばせてくれただけです。長谷川さんのおすすめはワセリンを使うことなんだとか。
久々の文具店、久々のペンクリニックは最高でした。使わないペンを処分して、またいろいろ買おうかな〜と思ったような思わなかったような。
ほなほな。