高校の先輩が前々から万年筆に興味があるようでして。
それなら買えばいいのに〜と思ったら、左利きで字を書くのも左手なんだとか。私も左利きなんですが、字を書くのは右手なので何が問題になるのかさっぱりわからず、調べてみました。
たとえば、横に線を書くとき、右から左にペン先を左に向けて書いたら、下手すると紙が破れたりします。また、インクが乾く前に書いた字の上に手を置くと手がインクで汚れたり、書いた字が汚くなります。ボールペンならまだしも、万年筆は左利きの人にとっては不便極まりない筆記用具になりうるわけですね。
先輩から左利きでも使える万年筆があったら教えてほしいと言われて調べました。そして、左利き用の万年筆が存在することを初めて知りました。(・・;)
先日、ランチやコーヒーを御馳走になり、キヤノンのEOSまでプレゼントしていただいたばかりでしたので、LAMYの左利き用のペン先を取り寄せました。
国産でも左利き用はあります。今回は違いが知りたかったのと、移植をやってみたかったのとでLAMYのペン先を選びました。
患者はLAMYのSafariです。限定色のライラックを選びました。
ペン先はこんな感じ。
取り寄せた左利き用と並べてみました。左利き用はペンポイントが表側にもあるような面白い形をしています。LHと彫られているのも印象的です。
交換方法はいたって簡単でした。ペン芯を引っこ抜いて、ペン先をスライドさせて外してから新しいペン先を取り付けるだけ。スライドさせるのがポイントです。
交換後はこんな感じ。溝があるのでペン芯を戻すのはわかりやすかったです。プラチナのセンチュリーみたいにぐらつくことはありません。工業製品としてよく考えられているな〜と交換作業をしていて感心しました。
今回はすべてiPhoneで撮影しました。iPhoneで十分だったのでは・・・と思ったのは内緒です。
ほなほな。