Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

Montblanc Meisterstück 144 & 145

撮影の練習を兼ねて、マイスターシュテックの144と145の比較をしてみます。

 

上が30年くらい前に買った144で、下が去年買った145になります。どちらもカートリッジ式です。お値段は144が新品で23000円、145は・・・70000円くらいだったか? リシュモン傘下になってからは、かなり強気な値段設定になっています。

f:id:smeagol19:20170908233227j:plain

 

ホワイトスターは何となく形が違っているような、違っていないような。

f:id:smeagol19:20170908233239j:plain

 

145のキャップリングにはPixの刻印が入ってます。これモンブラン筆記具の品質を保証するホールマークのひとつして、ホワイトスターマークとともに1989年から使われているらしいです。

f:id:smeagol19:20170908233228j:plain

 

144はもっと古いのでPixの刻印はありません。

f:id:smeagol19:20170908233229j:plain

 

145のニブ。

f:id:smeagol19:20170908233231j:plain

 

144のニブ。 

f:id:smeagol19:20170908233230j:plain

 

144の方がシンプルですね。ニブの装飾は柔らかさに影響を与えるらしいので144の方が好みです。

 

145のペン芯部分。

f:id:smeagol19:20170908233232j:plain

 

144のペン芯部分。現行とはだいぶ違います。

f:id:smeagol19:20170908233233j:plain

 

コンバーター。上が145で下が144、144についているものは入手困難らしいです。私はモンブランの修理で有名な方に分けていただきました。

f:id:smeagol19:20170908233234j:plain

 

現行のものはモンブランのインクを使ってねと書いてあり、中にバネが入ってます。

f:id:smeagol19:20170908233235j:plain

 

モンブランの刻印が入っている部分。

f:id:smeagol19:20170908233237j:plain

 

裏?側。

f:id:smeagol19:20170908233236j:plain

 

旧型のコンバーターは一箇所にまとまってます。

f:id:smeagol19:20170908233238j:plain

 

145は極細を選びまして、字幅の方は国産のFと同じくらいです。書き味はさすがに良いです。144も145も私の激弱な筆圧でもスラスラ書けてとにかく気持ちが良い!

 

面白いのは、昔は嵌合式の方が高級品だったこと。今と正反対です。どちらが良いかは好みの問題でしょうね。私は嵌合式が好きです。

 

人に勧めるかと聞かれると、正直、悩みます。どうしてもモンブランにこだわるなら、程度の良い中古を勧めます。

 

書き味を重視するなら、腕の良い職人に調整してもらえばモンブランでなくても問題ありません。最近手に入れた中ではダイヤモンドの仲谷佳登氏に調整していただいたデルタのインシエーメは素晴らし・・・いや、凄まじかったです。もう、言葉で表現するのが難しいくらいでした。

 

というわけで、次回はデルタの万年筆のレビューでもしてみますかね。

 

ほなほな。