Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」の感想

あまり時間を置くと忘れますし、また観るのも気が引けるので感想を書いてしまいます。今後、2202については一切書くつもりはありません。したがって今回は長くなります。

 

この章に限らず、今回のシリーズ全体を漢字一文字で表すなら、それは

 

「雑」

 

とにかく、「雑」なんですよ。評価に値するレベルに達しているのは

  • 宮川彬良氏の仕事
  • 声優の皆さんの仕事
  • 玉盛氏と石津氏の仕事

それだけです。それ以外はプロの仕事未満で、お話になりません。

  • スタッフ?が好きな場面を強引につなげただけにしか見えない。
  • その場面も理不尽だったり不自然だったりあざとかったりする。
  • つなぎ方が乱暴すぎる。
  • 時間経過や位置関係などが非常にわかりづらい。
  • ヤマトの主要クルーがほとんど目立たない。南部の台詞あった?
  • 主役なはずの古代と雪ですら目立たない。
  • 一部のメカデザインに違和感がありすぎる。
  • 作画の崩れが目立つ。
  • ドアップの場面が無駄に多い。
  • 2199で設定された人間関係がまったく活かされない。

ここまでツッコミ始めたらきりがない作品も珍しいでしょう。前作の2199と同じキャラクターデザイン、同じ声であるだけに余計に差を感じてしまいます。ヤマトでなければ1章で見限ってましたね。

 

では、各話ごとに感想を書いていきますかね。

23話

ミルが出ていった扉からキーマンが現れて、またミルが現れてデスラーを射撃。デスラーは肝臓というか腸のあたりを撃たれます。肝臓なら致命傷ですな。ミルは地球を攻めるのをやめてガミラスに新しい移住先を教えてやるからデスラーを殺せとキーマンに言い、キーマンの目玉のドアップになったところからの続きになります。

キーマンが撃とうとしたそのとき、何故か艦橋の前の方から古代が登場。選んではいけないとキーマンにアドバイスします。撃たれたデスラーも選んだ時点で負けだと。・・・最初に言えよ。(笑) あと、キーマンと古代は別行動だったのか?

そうそう、記憶が戻ったものの、シグルイの虎眼先生ばりに”あいまいな状態”な雪は何故か敵艦内にいてガミラス兵を看取ってます。あんた、何やってんの。そういえば、いつの間にかデウスーラに人間のガミラス兵がいるんですね。キーマン達が乗り込んでから艦橋に着くまでの描写がまったくないから、よくわかりません。

ミルの弾丸を驚異の体捌きで避けた古代はニードルスレイブを操作する機械?を攻撃して、ヤマトの周りを飛び交うニードルスレイブを止めます。そういえばこれ、ガミラスの技術で作ったんでしたっけね。・・・なら、真田さんあたりがとっくに2199で作ったものを応用して止める装置を作れそうな気がします。技術班の出番ですよ。

古代はミルの背後をとって頭に銃口を突きつけます。そして、銃を捨てて和平を申し入れ。そして投降するとまで。ミルは大笑い。プレミアシートの私は唖然呆然。この状態で和平!? 投降してガトランティスに何のメリットが!?

一方、自らが蘇生体とわかり涙した斉藤は宇宙に身投げしています。爆発してもヤマトに被害が及ばないから、らしいです。だがしかしで、爆発のタイミングはズォーダーが決めるのだ。

デブリ化した斉藤を、永倉はF91シーブックばりに見つけて斉藤に気づかれずに背後に瞬間移動して救助。ここの場面は観客を泣かせようとしてますね。私も少しホロリとなりました。

舞台はノイデウスーラの艦橋に戻り、ミルは古代を撃とうとします。助けようとするキーマンを、何故か元気になっていたデスラーが止めます。結局、ミルは古代を撃つものの、銃弾より早いスピードで移動(誰にも気づかれずに移動していた?)雪が人間の盾になってバイザーが砕け散ります。私の仲間は銃弾が右の鼻の穴から左の鼻の穴に抜けたと解説していましたけど、鼻血は出てませんでした。完全に無傷。

雪の不死身さ行為を見たミルは、何故かテレサを思い浮かべつつ縁の力について考えます。そして古代の仲間になろうとします。この場面は良いですね。しかし、空気を読めないデスラーの部下がミルをいきなり射殺。攻め込んできた古代を撃たないのは・・・主人公だからということですか? いや、デスラーの部下はミルが艦内にいることに慣れてるはずですよね? しかも丸腰なのにいきなり撃ったのは謎です。謎。

ミルの亡骸はヤマトに運ばれ、目覚めた黒サーベラーこと桂木は涙します。何故か立ち会っているのは土方艦長と山本、そして・・・篠原。篠原!?

土方は千載一遇の好機を逃したことを嘆き、バッドエンドを覚悟します。無傷なのに昏倒した雪もヤマトへ。古代はどちらかが滅びるまで戦うことを覚悟しつつ、桂木に協力を依頼します。

キーマンとデスラーは「新たなる旅立ち」風に語らいます。ノーヘルで宇宙にいてマントがたなびくサービス付き。デスラーはキーマンにノイデウスーラにトランジット波動砲を撃ったときにヤマトを守る機能があることを伝え、どこかで聞いたことがあるようなセリフを言って去っていきます。

キーマンが仕込んだブツはガミラス製だから・・・にしては無理がないか? トランジット波動砲を撃てることは偶然の産物だし・・・ 謎です。謎。

 

謎が多すぎる。

 

ヤマト艦内では斉藤がズォーダーとのリンクを断ち切るために波動エンジン内で放射線をたっぷり浴びてました。波動エンジンって核と関係あったっけ? ガンダムと間違えてない?

その間にガトランティスは地球に到達します。またガミラス臣民の盾が壊されたんですな。

火星沖を出発したヤマトはどこに向かっていたのか? ここでも位置関係の適当さ、不明瞭さが無駄に出てきます。

地球に来たガミラス艦隊を、地球はジャンプ台?に設置した反射衛星砲っぽい兵器で迎撃します。打ち捨てられたっぽい変な模様入りのドレッドノート級は何なのやら。

3隻に増えたアポカリプス級航宙母艦(旧作のバルゼー)は甲板を回転させながら艦載機を発艦。何故か艦載機は黒くなってます。黒いの好きだねぇ。ジャンプ台はあえなく破壊。てか、ジャンプ台の角度が凄い。(笑)

ガトランティスの艦隊が地球上空に現れる場面は旧作オマージュ。今作では何故か停電が起きます。太陽の光も海も枯れ果てるけど忠誠を誓えば生き残れる!? 謎です。そして、またまた旧作オマージュの「ねぇ、ヤマトは?」 最近、これまた”あいまいな状態”な長官も「ヤマト!」 娘との会話を除けば「ヤマト」しか言わなくなったのは気の所為でしょうか。

しかし、1話によくここまで詰め込んだなぁ。尺が足りなくなっただけか。

24話

滅びの方舟から発進するガトランティス艦隊。そばには前章で発進していったアンドロメダもどき達の残骸が。黒アンドロメダといい、扱いが雑ですな。そして、AIアホじゃないの?

椅子に座るズォーダーが目を見開くと、ヤマトが潜水艦が浮上するように出現。フラーケンの潜航艇の出番か?と思いきや、普通にワープしてきたようです。・・・なんで?

”引き金を引かない男”古代はトランジット波動砲を撃つ気満々。無人のはずのノイデウスーラもワープアウト。スラスターから出る黄色い光がヤマトを守るようです。その威力は凄まじく、艦隊、滅びの方舟が捕まえた惑星(人いないの?)、タコみたいな足を破壊します。そして火星にいた?ガミラス艦隊がワープアウト。地球製の・・・なんだっけ、ノイバルグレイもガミラス風にワープアウト。・・・違いを見せるのがめんどくさかったのかな?

4隻に増殖した次元潜航艇に囲まれたヤマトはひし形まみれになって滅びの方舟へ。バーガーが出てくるものの、「星巡る方舟」はなかったことになっているのか、古代との絡みは一切なし。ガミラス艦隊はガトランティスのゴーランド風の真っ黒(まただよ)な艦隊と戦闘開始。すっかり軍用機になったガルントは真っ黒い艦を通り抜けて発艦。・・・何故通り抜けられるの? 空母が4隻で4機載せているとして、波動掘削弾の爆発の光の数と機体数が合わないのは、機動甲冑がヤマトを支えたときに100機近くに増殖した理屈と同じなんでしょうね。見栄え最優先。考えるな、感じろ。

浮上ポイント(なんでわかったの?)に到達したヤマトは気持ち悪い色のカラクルム級がキノコのように生えた場所に浮上します。そして、長くなったヤマトのレーダーにひし形が! やめてー!(号泣)

洗濯物が大量に干せそうなレーダーは、どうやら、桂木の能力を活かすための新兵器みたいです。火星沖で改造したときに桂木の能力と応用方法がわかっていたということ? 謎すぎる。桂木気絶してたし。

ヤマトの新兵器でカラクルム級はファンネル化。ヤマトはズォーダーのところへ向かいます。阻止しようと白サーベラーが1曲弾こうとするもオルガンが破損? 記憶を封印されたサーベラーでは桂木に勝てないようです。オルガンから火花が散ったのは見栄え優先ということで。そこで、ズォーダーは今まで存在感がまったくなかったラーゼラーに出撃を命じます。ちなみに、ラーゼラーは帝国が征服した星々の占領政策が担当です。今作のガトランティスは征服はしませんがね。

ヤマトは空間騎兵隊と航空隊を発進させます。やっと航空隊の出番か?と思ったら、サブフライトシステムになってました。コスモタイガーはドダイかよ。空間騎兵隊がどこから出撃するのかとか、航空隊がどこから発艦するのかとかは・・・もういいや。2199の緻密な描写が懐かしい。一部のコスモタイガーは4本に増えたカタパルトから発進したっぽいです。

ラーゼラー率いる敵をヤマトは・・・なんとショックカノンで迎撃! なんだ、パルスレーザー以外も使えるんじゃないか!と思ったのは私だけではないはず。・・・ミサイルと魚雷は使わないけどな。

何故かラーベラーもコスモウェーブ?が使えるようで、最高権限を持つ桂木ですら操作できない強さ。ヤマトは艦尾をイーターで刺され、徳川機関長が機関室へダッシュ死亡フラグが立ちました。そういえば、波動防壁ってどこにいったのでしょうか。あれは第三艦橋で制御してたような・・・

昼寝していた雪が目を覚ますと、ヤマトの艦内は負傷者多数。加藤嫁になった真琴の後任らしきクルー(佐渡先生の部下?)が声だけ出演します。声だけ。

そして突如始まる雪のポエム。いきなり徳川さんが怪死。アナライザーも艦内を貫通したビームで昇天。・・・艦内の気密は? 艦橋をアホみたいな量のミサイルが直撃して艦長席の天井が崩れ、タライ・・・ではなく瓦礫が土方艦長を直撃して土方艦長も死亡。ここは「永遠に」のオマージュですね。「土方前艦長の命令を決行する!」の旧作オマージュは、旧作の方が迫力がありましたね。古代以外のクルーが特に反応しないのが悲しかったです。

土方のアドバイス通り、ヤマトはカラクルム級をアステロイドリングにして防御。2199ならアステロイドシップ(だったっけ?)を発射する場面をつけただろなぁ。マグネトロンウェーブをコスモウェーブといきなりリンクさせられたのは謎。

ラーゼラーが乗る新イーターを迎え撃つ加藤。フラグを大量に立たせたと思ったら案の定死にました。キャラとしてはとっくに死んでたけどな! 死んでも航空隊の面々の出番はなし。死んだクルーに冷たいな。

突入隊とヤマトは桂木の導きでチクワに突入。機関室の制御ができないのに最大船速ですよ。チクワの奥から出てきたニードルスレイブ?をキーマン機が無人機をファンネルのように出して迎撃。どっから出した?

いよいよゴレムに近づいてきたヤマト。ユリーシャと雪が使っていたベッドに寝る桂木にズォーダーは語りかけます。桂木はズォーダーに「あなたは人間」と言うも、これは罠で鰯の群れのようなニードルスレイブが桂木を襲って桂木は昇天。大量のニードルスレイブが貫通しても艦首がもげないヤマトのタフさよ。(笑) しかし、黒サーベラーはなんで第十一番惑星に送り込まれたのやら。

桂木死亡であちこちのゲートが閉じて突入部隊は分断されるも、古代と山本はついにズォーダーのところにたどり着きます。2人をズォーダー、ガイレーン、ニードルスレイブがお出迎え。すぐに弾切れになる山本の銃。絶妙なタイミングで斉藤と永倉が現れて形勢は逆転。その場を去ろうとするズォーダーの前に古代が加速装置で移動。

永倉?と交戦中のニードルスレイブの杭がズォーダーをかばったガイレーンに命中し、バイザーが外れて出てきた顔はズォーダー・タイプ爺さん。ミルに続いて身内を亡くしたズォーダーは、自らが人間であることを認めて大剣で台座?を串刺しに。赤い光が場を満たし、超巨大戦艦の先っちょ風の建造物も赤く発光。白サーベラーが叫んで24話終了。

24話もかなり詰め込んでますねぇ。

25話

ズォーダーが破壊したのはゴレムらしく(なら去ろうとするなよw)、バルゼー達はバタバタとお亡くなりに。ゴレムはゼムリアが作った装置で方舟とは関係ないはずなのに方舟が連動して発光するのは・・・見栄え優先ということで。

存在感ゼロだったゲーニッツも死に、ズォーダーは・・・知恵の実を食らったからという理屈で生存。知恵の実ってなんだろ?

何故か崩壊し始める都市帝国。滅びの方舟が食ってるらしい。人間ズォーダーは方舟に滅びを促し、何故か大剣が赤く発光した後、ズォーダーも方舟に吸い込まれます。

方舟を発動させる人間がそうするに見合うかどうかチェックする機能は方舟にはないのでしょうか?

方舟からお待ちかねの超巨大戦艦から出ると思ったら、なんと鳥みたいな形に変わります。これがバットマンか。前章でアンドロメダと銀河が破壊した重力制御装置?はエネルギー変換装置も兼ねてるようで、エネルギー変換が終わる前に破壊すれば大丈夫なんだとか。アンドロメダ波動砲は何だったのか。

最後の波動掘削弾を装備していたキーマンはエネルギー変換を止めるべく特攻を敢行。何故か追いつく斉藤。いつの間にか大量に減っている航空隊と空間騎兵隊。黒いコスモタイガーの出番は・・・

イワシの群れのようなニードルスレイブ(どうやって操作してるの?)を突き抜けるキーマンと斉藤。古代達とヤマトは何故援護射撃をしないのか。ここで旧作の真田さんの名台詞をキーマンが言い、何故か波動掘削弾を発射せずに起爆させて爆死。爆発の余波でコスモタイガー1が爆発して山本死亡? ある意味、心中ですな。

キーマンと斉藤の犠牲も虚しく、方舟は再起動していきなり極太ビームを発射! 月が1/3ほど砕けます。

方舟に吸い込まれたズォーダーはまだ生きてるのか、苦しみから逃れる唯一の救い、死を受け入れろと古代達に伝えて方舟はエネルギーを吸うべく土星へ。古代は退艦命令を出してクルー達(いたのね)はほぼ全員ヤマトを去ります。古代が艦橋に残っていることに気づいた島は大慌ててどこかに向かうも、他のクルーはノーリアクション。ここは完結編のオマージュかな。

火星沖?で修理中の銀河に古代は通信。地球の代わりになる惑星を探せと藤堂艦長に伝えます。まぁ、ビーメラとかガミラスからもらった植民星とかいろいろあるわな。

今作では沖田艦長の霊は出ず、レリーフに古代が詫びます。すると雪が登場。西条達は雪を放置して退艦したのかな。女って怖い。メインノズルから火を吹きながら進むヤマトはかっこよかったです。

ヤマトのエンジンは臨界寸前だけど方舟には追い着けるのだとか。大きさ的にヤマトが特攻しても意味なさそうだけどな。雪は古代の膝の上に座ってキス。なんか痴女っぽくて嫌だ。すると、ヤマトが金色に光ってテレサが登場。すべては縁がなせることなんだそうな。そういえば、刺さってたイーターがいつの間にか消えている。

ここからは「さらば~」の踏襲。今回は死んだ人だけが発光して現れます。一部のメンバーは死亡シーンがなかったような気がします。古代守はなぜ現れたんでしょ?

テレサの「共に参りましょう~」は旧作の方が良かったかな。ヤマトはそのまま方舟に特攻して25話終了。

古代が雪を逃さずに一緒に特攻したことには違和感を感じる人もいるでしょうね。

26話

疲れた。

 

いきなり銀河が登場。壊れた月を直してるようです。藤堂艦長が破壊したアナライザーは白くなって復活。銀河の戦術長の出番はなし。

ヤマトクルー一行は英雄の丘に集結。アンドロメダから合流した航空隊のメンバーはどこに行ったのやら。古代はやっと昇進ですよ。

時間断層で作業中?の縞縞ドレッドノートのそばにヤマトがいきなり出現。確か人間は1時間しかいられないはずですが、機動甲冑はOK? ヤマトの中は荒れ果てていて、死んだはずの山本は機関室で生存してました。時間断層には1時間しかいられ・・・ないんだよな?

場所は変わってよくわからんとこに。元々の雪と記憶を失っていた頃の雪が唐突に合体して復活。山本の話によると、古代と雪は戻れるのに戻らなかったんだとか。死んだ他のクルーは?

時間断層は健在で相変わらず乗り手がいない艦艇を建造しています。相変わらず戦艦ばっかり。置き場所は(ry

解説によると時間断層の奥にはさらに断層があり、古代と雪はそこで生きている模様。となると、山本も死んだわけではなくキャノピーだけになった機体のまま機関室に突っ込んだ? 戻れるのは明確に死んだクルー以外らしいですな。

2人を助けるためには銀河の壊れたはずのコスモリバースを使って時間断層のエネルギーを使う必要があるんだとか。そこらへんの仕組みはよくわからんです。デスラー砲でチクワから脱出したときと似たような仕組み?

バレル大使は国民投票で時間断層を残すか2人を助けるかを決め・・・国民投票!? これは内政干渉にならないのでしょうか。

高次元ではテレサが古代を説得するも失敗。地球では芹沢と真田がスピーチをしています。ここらへんも時間の流れがよくわかりません。国民投票するにしても、国民は時間断層のことをまったく知らないわけで、古代達のことも知らないかもしれません。

真田さんのスピーチ中、サイズ感がおかしい戦闘空母に乗ったデスラー、存在が忘れられていたイスカンダル組とガミラス組(何故かユリーシャは端っこw)が出てきます。・・・どうせなら他の形で視聴者サービスをしてほしかったです。

真田さんのスピーチは、ガンダムUCのミネバのスピーチが被りますね。

引き金を引く未来しか見えず絶望した古代は相変わらず病んでます。戦ったのは古代だけじゃないんだけどな。1章か2章と同じセリフを雪が叫ぶも古代は気が変わらず・・・と思ったら、いきなり赤ん坊の手が出てきて範馬刃牙復活!・・・でなく古代復活! そこにタイミングよくヤマトが現れてめでたしめでたし。銀河に残ったクルーもちゃんと乗ってます。榎本は今シリーズ初登場? 佐渡先生と真琴は乗っていませんでした。真琴ってテレサのメッセージを受けなかったのかな?

ヤマトが元の姿に戻ったのは良かったです。最終決戦仕様は大嫌いなのでね。

 

最終話は何か、長いセリフに頼りすぎな印象を受けました。説明を台詞にだけ頼るって、手抜き感が半端ないです。あと、描写を端折りすぎ。

最後にジュリーの「ヤマトより愛を込めて」が流れて2202終了。生存エンドでこの曲が流れてもな~。場違い感が。(汗) 

 

福井氏によると、最初に西崎氏から次の注文を受けたんだそうです。

  • さらばのリメイクにする
  • 視聴者を泣かせる
  • 主要人物は死なない

それを達成するためにキーマンを出したみたいですね。でも、古代や雪、ヤマトクルーの出番を削りまくったのは大失敗だったと考えますよ。また、資金がないのか、スタッフが足りないのか、不親切な作りになってしまったのはもったいないです。難解なのではなく、単純に雑で不親切なんです。

いろいろ言い足りないことはあるものの、世に出てしまったものは直せません。旧作のようにパラレルワールドだったことにして、2のリメイクを作ってくれればありがたいですが、西崎氏がいる限りは無理でしょうね。

大ヒットした作品のリメイクとしては、ありえないくらい情けない結果に終わったのは悲しい限りです。

まさか、復活篇を超えるヘンテコ作品になるとは・・・

 

さらば宇宙戦艦ヤマト

 

ほなほな。orz