Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

2020/1/1 第99回天皇杯全日本選手権 神戸 2-0 鹿島

今年はサッカーとラグビートップリーグを積極的に観ていこうと思ってます。人混みが大嫌いなんでスタジアムに行くかどうかは微妙ですが、ラグビーは生で観てみたいかな。ラグビーはルールを把握していないのでブログのネタにはしないと思われます。

 

サッカーはもう40年以上観てきたのかな? 実際にプレーするときは3バックの右とか4バックの左か右のサイドバックをやることが多かったです。

 

好きな選手はクライフ、ベルカンプスナイデルオーフェルマルス、ザマー、洪明甫本山雅志、小塚和季ってなところでしょうか。基本的にオランダが好きで贔屓のクラブはアヤックスバルセロナ、国内だと浦和レッズです。が、特定のクラブのファンとかサポーターである前にサッカーファンなので、いわゆる”サポーター”な方々とは合いません。(笑)

 

さて、今回は膨大な金を注ぎ込んで建築された国立競技場で行われた天皇杯の決勝を観ました。

 

神戸は川崎、大分、清水を下して決勝にたどり着き、鹿島は横浜、ホンダ、長崎を下して決勝にたどり着いてます。

 

神戸はGKが飯倉、DFがダンクレー、大崎、フェルマーレン、MFが西、山口、イニエスタ、酒井、FWがポドルスキ、古橋、藤本が先発し、鹿島はGKがクォン・スンテ、DFが永木、ブエノ、犬飼、町田、MFが名古、三竿、レオ・シルバ、白崎、FWがセルジーニョ、伊藤が先発。

 

神戸がベストメンバーであるのに対して、鹿島は選手を引き抜かれまくったり怪我人が多いからかサイドバックが本職でなかったりして「苦しそうだな」という印象。

 

試合はまず鹿島がペースを掴みかけるものの、古橋とポドルスキがポジションチェンジしてシャドーというよりはウイングみたいなポジショニングをします。これが功を奏して左サイドからの攻撃が活性化します。酒井の見事な切り返しからポドルスキが強引に突破し、最後は犬飼にボールが当たり、オウンゴールで神戸が先制。

 

気になったのは鹿島のFW、特に伊藤翔が神戸の3バックにまったくプレスをせず、神戸側が余裕を持ってビルドアップできたこと。全体的に守備は緩く、集中力が欠如して鹿島らしくなかった印象を受けました。

 

38分には山口から西にボールをつなぎ、西のアーリークロスを犬飼が処理を誤り、藤本に当たって神戸が追加点。鹿島はなぜ町田とブエノのコンビにせず、山本を先発させなかったのか。犬飼を先発で使わざるをえないところに今の鹿島の苦境が伺えます。

 

後半、鹿島は前半いいところがなかった白崎に代えて土居を投入。セルジーニョが右のサイドハーフ、名古が左に入る形に。私なら伊藤を下げますけどね。

 

さらに名古の負傷で山本を投入した鹿島は3バックにしてミラーゲームを仕掛けます。鹿島らしくないですね~。過去にも3バックを試したことはありますが。

 

ここからは土居の絶妙なポジショニングもあって鹿島がペースを取り戻しかけたというか、神戸が守備に重きを置いたというか。鹿島側はポジショニングが悪く、選手の位置が被ったりして特に有効な攻撃ができないまま試合は終了。

 

神戸は豊富な資金力を存分に活かしてイニエスタフェルマーレン、山口、西、酒井を補強しているようで、ダンクレーや飯倉、大崎、藤本など非常に上手い補強をしています。何より、全員がよく走って戦っていました。個人的には飯倉と大崎が気に入りました。

 

鹿島は世代交代に失敗しつつあるのかなと。表彰式での論外な態度の悪さも含めて、いろいろな意味で立て直しが急務になるでしょう。新しい監督のザーゴはフォルタレーザセリエBに昇格させた以外はこれといって実績がなく、今シーズンはどうなることやら。鹿島サポでもない私がこんなことを書くのはあれですが、クラブ愛が感じられる選手がいなくなってしまいましたね。

 

なにはともあれ、ヴィッセル神戸、おめでとう! チームカラーが変わってもずっと応援し続けたサポーターの皆さん、旨い酒を飲んでください。

 

・・・浦和ファンとして旨い酒が飲める日はいつになることやら。orz

 

ほなほな。