Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

楽器の仕上げ塗装あれこれ

コロナウィルスとの戦争は終わりに向かうどころかまだ折り返し地点にすら到達していないようで。まぁ、ウィルスですからね。普段と変わらない生活をしていたら感染しますし、他者に感染させます。誰かに解決してもらおうとか他人事のように考える人がいる限り、終わらないと考えても極端ではないでしょう。

 

他国のように外出したら罰金!みたいにならないとダメとか、すごくダサいと思うんですけどね。

 

さてさて、今回のネタは楽器の仕上げ塗装につかう塗料?です。楽器に限らず、木でできたものなら何にでも応用できるはずです。

 

今まで私が使ってきたのは・・・ 

  • ラッカー塗料
  • ウレタンスプレー
  • アサヒペン ジェルカラーニス
  • 水性ウレタンニス
  • Xotic Oil Gel 

くらいかな? ラッカーとウレタンスプレーは某社の豪華な塗装ブースが使えた頃に使ってました。が、時間がかかりすぎたり、磨きが怠かったり、ウレタンスプレーはウレタンが固まるのでまとめて塗装するならいいんですが、大量生産するわけではないので使わなくなりました。何より、身体に有害です。

 

ジェルカラーニスは色の選択肢が少なめなことを除けばおすすめです。アルダーやメイプルといった硬めな木材を使う前提で。グレーやグリーンが廃番になったのが惜しいです。

 

水性ウレタンニスは個人的に扱いがちょっと面倒かなと感じます。表面を平滑にするのが特に。

 

最近、何を使っているのかというと、

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Xotic Oil GelとTru-Oilです。

 

塗装の流れとしては

  1. 生地調整 #1600~#2000まで
  2. 水性ステインや万年筆用のインク(染料)で着色
  3. 全体を軽くサンディング
  4. Xotic Oil GelかTru-Oilをウェスで複数回塗る
    →一度塗って硬化したらスチールウールで表面をならす

といった感じで私はやってます。

 

Tru-Oilを3回塗った例。

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バキバキに割れた軸を希釈したタイトボンドその他で補修後、全体をサンディングしてからTru-Oilを3回塗りました。磨きはしていません。磨きに労力を割くならオイルを塗る前の生地調整に労力を割いた方が良いです。

 

Xotic Oil GelとTru-Oilを比較すると

  • Tru-Oilの方がサラサラしている。
  • Tru-Oilの方が臭くない。
  • 塗膜はXotic Oil Gelの方がやや硬い。
  • Tru-Oilは国内で買うと高い。
  • どちらも塗れば塗るほど艶が出る。(生地調整次第)

といった感じ。

 

バスウッドやアガチス、ポロウニアのような柔らかい木材には向いていないというか、ネジ穴がすぐダメになるのでそもそも手を出さない方が良いと思います。特にバスウッドはヤスリをかければかけるほど毛羽立つのでイライラします。

 

 

ちなみに、塗装済のボディのリフィニッシュにXotic Oil GelやTru-Oilを使いたい場合は、塗膜だけでなくシーラーの層も完全に落とす必要があります。ヤスリをかけて白い粉が出る間はまだ不十分です。

 

いろいろ落ち着いたら、これも試してみるつもりです。

www.stewmac.com

 

アメリカは大丈夫なのかな?

 

ほなほな。