Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

なでしこジャパンが負けたわけだが

オリンピック、私はサッカーだけ観てます。

 

 

昔は柔道も観てたんですけど、私が知ってる柔道とは別物のスポーツになったので観なくなりました。30年以上前に「部活の柔道」を知った時、武道としての柔道が失われることは予想できていました。つまり、試合の勝ち負けを重視して武道の精神を軽視した柔道もどきは日本発祥で、海外で劣化したわけではないと私は考えます。

 

さてさて、サッカーの方は女子は準々決勝で敗退して男子は準決勝まで進みました。

 

男子が良くて女子がダメとは思いません。どちらも前々から同じ欠点を抱えていて、男子も準々決勝で敗退してもおかしくありませんでした。格下扱いされていたニュージーランドはとても良いチームでしたし。

 

どんな欠点があるのかというと、それは守備も攻撃も選手任せなこと。「選手の自主性を重んじる」らしいです。

 

男子の準々決勝ニュージーランド戦は堂安も久保も責任感が空回りしたのか、右サイドの橋岡を使わずに、無理やり中から攻めようとして失敗するケースが多かったです。

 

女子は、スウェーデン戦は予選リーグより少しはましになったものの、守備のコンセプトがないから岩渕が前線からプレスをかけても他が連動せず、パス回しも責任回避したいようなパスばかり、挙げ句の果てには長谷川を下げてサイドバックの北村を入れたり、遠藤を入れてもまったく機能しないなど、散々でした。

 

能力がある監督だったら、状況は変わっていたでしょう。

女子に関しては、国歌を歌わないのにBLMへの共感を示したりと、ファン層を拡げたり国民の支持を受けるという意味でやってはいけないことをしたのも残念でした。

 

結局、ジーコに任せて大失敗した経験がまったく活かされていないんですよ。

女子に関しては、対戦したカナダ、イギリス、スウェーデン組織力、個人のスキル、何よりひたむきさで日本より勝っていました。

 

一番悪いのは協会でしょう。

 

監督の人選だけでなく、10年前のなでしこブームでどれだけ女子サッカー人口が増えたのか。Jリーグが目標や夢になったように、女子のリーグは女子の目標や夢になったのか。

 

代表や選手にだけ女子サッカーの未来を託すのではなく、協会としてきちんと取り組まないとまったくお話になりません。女性理事を増やすとか、そんなことはどうでもいいんですよ。大事なのは結果。

 

とはいえ、今回の五輪で、観る側を感動させない退屈なサッカーで惨敗したのは、非常に痛いです。これでは誰もスタジアムに行かなければ、配信も観ません。スタジアムに行けば、選手やスタッフがどれだけ頑張ってるかはわかるんですが・・・

 

9月からは日本発の女子プロリーグが始まります。協会やメディアには頑張っていただくとして、サッカーファンとして何ができるのかを考えていきたいと思います。

 

浦和レッズサポなので、レディースを応援していきますよ。状況が許せば、スタジアムにも積極的に足を運びたいですね。

 

ほなほな。