Something So Right

都内在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじりその他について書いています。

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」の感想(0)

前作を叩きまくったので優しいヤマトファンのほとんどは読まないでしょうが、感想を書いていきます。今回は本編が始まる前の部分について。

 

私はTwitterをやってまして、2202が始まってから少なからぬヤマトファンにブロックされています。(笑) 批判を続けていることが原因でしょう。

 

ヤマト界隈にとどまらず、「批判」と「誹謗」の区別がまったくつかない人たちが少なからずいます。食用の味噌も「ウンコだ!」と拒否するわけです。最近話題のサッカー代表に関する報道にしても、日本国内と海外では大違いで、海外では的確な批判が行われています。2002年の時に韓国が派手に八百長をした時も日本国内は韓国を応援するムード一色で批判する人はほとんどいませんでした。飯島愛さんくらい?

 

改めて書きます。「誹謗」や「中傷」はネガティブな行為です。そして、「批判」はポジティブな行為です。批判は明確な根拠や論理が必要で、議論に発展させられます。誹謗はディベートごっこはできたとしても議論にはなりえません。そして、批判するには知性と知識が必要です。

 

まぁ、誹謗の要素を含む批判ってのもありますがね。

 

何はともあれ、私は良いものは良いと言い続けますし、悪いものは悪いと、ダメなものはダメだと言い続けます。異論はもちろん認めます。

 

さてさて、今回は本編が始まる前に流れた「これまでの宇宙戦艦ヤマト」について書いていきます。

 

「常に最悪の事態に備えて行動する。」

 

芹沢虎鉄がナレーションですよ。

 

2199ではガミラスへの先制攻撃を命じたり、沖田艦長を更迭したり、ヤマト計画の妨害をし続け、2202では波動砲艦隊構想を推進してました。

 

「これまでの宇宙戦艦ヤマト」は総集編みたいなもんです。ガミラスとの戦いからガトランティスとの戦いが終わるまでを芹沢が語る感じ。

 

敵の全容を知ろうともせずにいきなり攻撃命令を出したのは「最悪の事態に備えて行動する」ことがモットーだからってのは、どう考えてもおかしいでしょう。

 

道端で見たことがない蛇がいたとして、いきなり攻撃しますか?

 

毒を持っていたら? 血清がなかったら? 慎重に物事を進める人間は決してそんなことはしません。現実世界では領空なり領海を侵犯した相手に発泡することはあるので、攻撃したこと自体は否定しません。ただ、モットーには反するんじゃないか?と。

 

# 余談ですが、艦艇が被弾して爆発するシーンの作画が素晴らしいです。

 

ガミラスの母星が滅亡に瀕していて、代わりになる星を探して地球を~というのは2199の設定を変えてますね。

 

2199のガミラス覇権主義国家で、大小マゼラン星雲を統一後、彼らから見て辺境の天の川銀河に手を伸ばしていました。2202でガミラス人が生きるための特殊な条件が後付で追加されたことを考えると、地球を母星の代わりに~という説明は矛盾します。

 

また、条件を満たすかどうか調べる前にいちいち戦力を割きますかね? いちいち戦う暇があるならさっさと母星の代わりになる星を探しますよね。こういった改変は2202以降のスタッフの悪癖です。

 

新見をスパイとして送り込んでイズモ計画復活を企んだ下りも出てきました。ヤマト計画を妨害したという罪で芹沢と新見は罰せられないといけないと思うんですけど、結局うやむやになりましたね。独房入りで済む話じゃないですよ。

 

そして2202上映時に話題になった、イスカンダルとの約束の反故。一個人の口約束に過ぎないって、やはりおかしいですよ。人としておかしい。もう少しまともな理由はつけられなかったのかと改めて思いました。で、責任は取らないんですよね。(笑)

 

2202以降の部分はもう語る気もありません。

 

兵器が雑草のように生えてくる敵に対して、時間断層があれば兵器は無尽蔵? 資源はどーすんだよw 見せたいもの、語りたいもののために細部を手抜きしたち誤魔化したりご都合主義のオンパレードになった時点で2199のポリシーとは真逆になっていて、だからこそ「続編」として失敗したんです。菱形中毒の副監督だけのせいではありません。

 

「終わりは?」と入った部分の演出は良いです。元が酷いのが残念。

 

高次元にいる古代を救うために時間断層が崩壊するエネルギーを~という結論に至った理由は相変わらず謎ですね。元環境大臣のスピーチみたいな。(笑) どうやって崩壊させるのか、崩壊させることで地球に影響を与えないのかなど、疑問は尽きません。

 

とはいえ、もう終わった話なのでね。

 

2202は2199の続編として世に出てしまった。旧作のようにパラレルワールドとして2202を作り直すことをせずに続編を作ってしまった。しかも旧作と同じルートを辿ろうとしている。

 

2202であれこれとしでかしてしまった部分に引きずられることが確定している状況でどれだけ持ち直せるのか、それとも同じ愚行を繰り返すのか。正直、本編が始まる時は不安な気持ちしかありませんでした。

 

本編の感想を書く前に私のスタンスをはっきりさせておくと、旧作と同じルートを辿ることは支持しません。基本方針が間違っていたからヤマトは衰退したんです。

 

新訳みたいなものではなく、地球がコスモリバースで救われた後、新しい展開でヤマトの世界が広がることを私は望んでいました。

 

本編の感想は11/8にアップ予定です。

 

ほなほな