Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

某戦機のプロデューサーがプロデュースした作品の感想

某戦機、最終回を迎えたようですね。第一部があまりにもつまらなかったので第二部はスルーしました。私の中で最悪最低のアニメ作品である「宇宙戦艦ヤマト2202」から副監督と脚本構成を取り除いてどうなるのかとちょっぴり期待しましたが、たいして変わりませんでした。

 

物語になってないんですよね。プロデューサーがやりたいこと、監督がやりたいこと、脚本がやりたいことがバラバラで、何がしたいのか、何を伝えたいのかがわかりませんでした。

 

ネットではプロデューサーの悪名?が高く、調べてみたらプロデュースした作品は一通り観たことがありました。今回はさらっと感想を書いていきたいと思います。

 

機動戦士ガンダムAGE

「強いられているんだっ!」が話題になったくらいで、ゲームもアニメも爆死した作品です。戦闘データを元に新装備を生み出すAGEシステムがたいして活躍しなかったりするものの、通して観るとそれほど悪くなく、OVAは本編でカカシのように立っているだけなMSが動くようになったりしていて、もったいない作品という印象があります。

三世代に渡る物語、二代目が特殊能力を持たなかったりするのは良かったと思います。

スタッフを完全に総入れ替えしてリメイクかリブートをしたら良作になるかもしれません。

 

ガンダムビルドファイターズ

おっさんはプラモ狂四郎みたいだと思うはず。私は思いました。ガンプラ好き、ガンダム好きな人には面白いと思えるネタがちりばめられていますし、個人的にはけっこう好きな作品です。

が、ビルドナックルのゴリ押しはダメです。あれさえなければ良作です。

 

ガンダムビルドファイターズトライ

前作は既存のキットを改造した機体が多かったのに、この作品はほぼオリジナル機体、しかも太陽炉搭載機ばかりで、前作でいまいちだった格闘技要素が強すぎてガンプラである必要性が感じられず、戦術や戦略に関する描写が薄くてチーム戦である必要性が感じられませんでした。

女性キャラは人気あるみたいで製品化もされていますが・・・ 私は凡作だと思います。前作の良さが消えてしまっています。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

第一期は好きでした。MSのデザインや設定がなかなか斬新で、最初はなんじゃこりゃ?と思ったものの、動くところを見たら違和感は消えました。

第二期は、バッドエンドになるのは良いとして、そこに至る過程がいまいちでした。特にマクギリスが第一期とは別人かと思うくらい頭が弱くなってしまい、違和感しか感じませんでした。

厄祭戦とかいろいろまだネタはあるので、しっかり作ればまだチャンスはあるはず。たぶん。

 

ガンダムビルドダイバーズ

ガンプラバトルがネトゲー化したという設定で、バトルでガンプラが壊れなくなったこともあり、ガンプラを作ったり直したりといった描写がほとんどなくなったのは残念でした。トライよりはややましといった感じ?

ネトゲー要素が強くなった割に、ネトゲーに関する部分の設定や描写が薄く、中途半端な作品になってしまった印象があります。コンセプトは悪くないんですけどねー。

評価としてはトライよりややましといったところでしょうかね。

 

・・・・・・・・・

 

というわけで一通り雑に振り返って?みましたが、総じて某戦機よりはるかに良い出来だと思います。どれも一応、最後まで観ましたし、記憶にも残ってますから。

 

過去作に宇宙戦艦ヤマト2202の駄目な部分が合わさったのが某戦機なのかなと。尺の取り方や物語の魅せ方、キャラクターの描き方が拙いところはそっくりです。メカデザインははるかにましですけどね。2202のメカデザインは悪夢。

 

結論として、某戦機の評価が低くなるのはプロデューサーだけに因るわけではないのかな、と個人的には思います。まぁ、舞台設定からしておかしいという意見には完全に同意しますがね。

 

ほなほな。