Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

STEINBERGER Spiritsに中華製のストリングアダプターを付けてみた。

STEINBERGER用のストリングアダプターが入手しづらくなってます。アダプターなしだとダブルボール弦しか選択肢がないため、割と不便だったりします。

 

そこで、密林で探索したところ、えらく安い中華製のアダプターを見つけました。

 

値段は何と1,253円。しかも、画像はロックできるタイプとできないタイプが登録されていて、どっちが届くかわかりません。まぁ、安いし、暇つぶしにはちょうどいいかと思って買いました。

 

※買ったのは2ヶ月くらい前の話です。

 

装着後。

 

このギターは割と長く使っていて、ボディもネックもメイプルのやつです。その後、ボディはポプラになって現行はバスウッドだったような?

 

ピックアップはBartoliniに交換した後にEMGのパッシブに交換してあります。そのうちLace Sensorに交換するかもしれません。

 

ストリングアダプターをアップにしたところ。

 

向きを変えて。

 

さらに向きを変えて。

 

弦はまず先端のナットを締めてロックして、ロックナットでさらにロックする感じです。

 

この投稿を見て興味を持った方にまず書いておくと、ポン付けはできませんそのままでは使えません

 

私の場合、アダプターをつけるネジ穴をまず修正しました。これはギター側の問題なのでアダプターは関係ありません。

 

一番の問題は、弦がL字に曲がるので引っ張りづらいことにあります。きっちり引っ張らない場合、弦がたわんでしまうので、ブリッジ側のボールを引っかける部分がかなり後ろにいってしまい、チューニングができなくなります。

 

そこでどうしたのかと言うと、弦がL字に曲がる部分をヤスリでガリガリ削りました。直角ではなく、ゆるやかなカーブを描くように、かつ先端できっちりロックできるように削ってます。これをやらないと弦を引っ張れません。やっても、ペンチで引っ張る必要があります。削り方は、ロックナット側から角が取れるように細いダイヤモンドヤスリで削るってな感じ。弦の切れ端でロックできるかどうか、随時確認するのが大事です。ロックナットで押さえる部分の上側に溝ができる感じ、と書けば伝わりますかね。

 

その加工をした上で、弦を張る時はブリッジ側のボールを引っかける部分をネック寄りに移動させておいて、ボールを引っかけてからナット側に弦を通してロックします。ブリッジ側はマスキングテープか何かで止めておくといいかも。

 

これは設計ミスというかデザインのミスなのかな。けっこうもったいない製品だと思います。余った弦も切りづらいですし。

 

Amazonのレビューでは使い物にならないみたいなことが書かれてますけど、加工をしなければ詰みます。加工すれば普通に使えます。

 

というわけで、工具を持っていて手先がある程度器用な方は買ってみるといいと思います。個人的には面白いと思いました。

 

ほなほな。