11月に入って東京の家に戻ってきてずっと過ごしていると、大洗に部屋を借りていることを忘れそうになります。
炊事洗濯に関しては、圧倒的に東京の方が楽です。家族がほとんどやってくれますから。ギターも大洗にいる時より弾きますし、出歩かないから出費も少ないですし、東京にいるデメリットはアトピー性皮膚炎が悪化することくらい?
さてさて、11/9は音楽仲間がライブをやるというので出かけてきました。プロ・アマ問わず、誰かのライブに行くのは・・・いつ以来なのやら。まったく記憶がありません。ほんと、誰のライブに行ったのが最後なんだろう?
今回は久々にライブに行って思ったことについて、つらつらと書いていきます。
PAは難しい
私は基本は演奏をする人ですが、PAの経験もあってプロが出るイベントでPAをやったこともありました。ちなみに、ほぼほぼ爆音じゃない音楽です。
PAをやる時はボーカルがちゃんと聴こえること、聴き手が心地よく聴けることを重視してました。今回は爆音系が多かったからか、ボーカルが何を歌ってるのかわからなかったり、ベースが何を弾いてるのかわからなかったり、全体のバランスがいまいちだと感じたんですけど、爆音系ってどうあるのが正解なのかな?とかPAって難しいな~と感じました。
ボーカルが聴こえるように調整すると、音の圧みたいなのが減って聴く側からするといまいちに感じちゃうのかな~とか。でも、うるさくない爆音ってのもあるんですよね。
エフェクターはマルチかコンパクトか
私はマルチもコンパクトも両方好きで、練習やセッションに参加する時、移動距離が長い時はマルチ、そうでない時はコンパクト、という感じで使い分けています。
今回改めて思ったのは、コンパクトの方が何かあった時に臨機応変に対応できるよな、ということ。
マルチでもBOSSのBEシリーズのようにコンパクトのように直感的に操作できるものもあります。私も愛用していました。でも、大半のマルチは咄嗟にパラメーターを変えたりすることはできません。
今回のライブで言うと、お仲間さんがブースターを2つ使ってギター側のボリュームもこまめに操作してバッキングとソロできっちり音量差を出していて上手いな~と感心しました。意外とギターのボリュームとトーンを演奏中にいじる人っていないんですよね。けっこう大事なテクニックだと思います。はい。
やはり弾き手が大事
ギターや機材の値段の高さと品質の高さは必ずしも比例しませんが、品質の高さとポテンシャルの高さは比例すると考えています。そして、それを引き出せるかどうかはやはり弾き手なのかな、ということも感じました。
上に書いたボリュームやトーンの操作もそうですが、どこでピッキングするかとか、どうピッキングするかも大事だと個人的には思ってます。
それに気づいたのは30年くらい前にウッドベースを弾いてた頃で、人差し指の横側で弾いたり、人差し指に中指を添えて弾いたり、中指で弾いたり、弾くポジションを変えると音色が変わって面白いな~とあれこれ試行錯誤してました。
大人になってから、とあるプロの方とやりとりさせていただいた時期があって、とてつもなく上手い人なんですが、同じ機材でいろんなトーンを出していたんです。ピッキングをするポジションやピッキングの仕方にすごくこだわっていたんですよね。あれはとても勉強になりました。
ただ練習するのではなく、どんな練習をするのかも大事だったりするんでしょう。演奏すること以外にも覚えることはたくさんありますからね。
観客への畏れは大事
時間を守らなかったり、途中で演奏をやり直したり、一部の人にしか通じないようなMCはあまり好きじゃないな、と。
アマチュアだろうが何だろうが、ステージに上がったらきちんとやらないと。仮に無料ライブだとしても観客は時間を割いているわけで、せっかくライブをやるならできるだけのことはしてほしいよな~と改めて思いました。ジャンルにもよるんでしょうけど。
昔の話だと、私は主に弾き語り系のイベントやライブに足を運んだり出演していたわけですが、チューニングが合わないまま演奏を続けるとか、時間を超過するとか、「アマチュアだからこの程度でいい」みたいな甘えた考えを持つ輩は大嫌いでした。
なにはともあれ、ライブに足を運ぶのは良いですね。知らない音楽、知らないバンド、知らない世界に接することで得られることは少なからずあります。
知り合いが出る出ないに関わらず、面白そうなライブやイベントには足を運ぼうと思いました。
私のライブ? 演りたいものがないんで期待しないでください。
ほなほな。