Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

万年筆のリペイント(2)

前回の記事はこちら。・・・書いてたこと忘れたよ。(笑)

 

改めて・・・

 

私は基本的に・・・万年筆を改造するのは嫌いです。

 

たとえば、パイロットのニブでフォルカンというものがあります。両サイドがえぐれた特徴的な見た目をしています。

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書き味も独特でエラボーと並んでパイロットの変態兄弟と呼んでいいかと。

 

で、ですね。普通の万年筆のニブを削ってフォルカン化とかする人がいるんです。でも、ニブの形をフォルカンに似せても当然フォルカンにはなりません。カクノのペン先が乾くからとキャップの穴を塞ぐのと同様に、根拠が明確でない、いきあたりばったりな改造は万年筆の製造に関わる人達に対して失礼であると個人的には思います。いくら安値で自分で買うとはいえ、万年筆がかわいそうです。

 

脱線はこれくらいにして、万年筆のリペイントの続きを書きましょう。前回はサーフェイサーを吹いたところで終わってました。 

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サーフェイサーは発色を良くするのと、表面処理がきちんとできているかチェックするために吹いてます。

 

下のカクノのボディのように表面がきれいになっていればOKです。

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穴の縁や浮き出たロゴの部分などは気を使います。

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私の愛用のエアブラシです。塗装は秋葉原工作室で行いました。

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今回、使った塗料はガイアノーツから発売されている偏光パール塗料です。セーラーのハイエースネオとパイロットのペン習字ペンはプリズムマゼンタゴールドを、ペリカンのツイストはプリズムパープルグリーンを使いました。

 

コツは、厚塗りしないこと。これに尽きます。色の乗りが悪いと感じても決して焦らず、吹く→乾かす→吹く→乾かすを何度も繰り返しましょう。ホコリなどが付着しないよう気をつけるのも非常に大事です。乾燥させる時間が惜しければ乾燥機を駆使しましょう。

 

あと、今回、最初は塗料を4倍に薄めて吹いた後、2倍に薄めて吹いてみました。使ったシンナーもそれぞれ変えています。4倍に薄めた状態で5回ほど、2倍で5回ほど吹いてます。

 

ハイエースネオの途中経過。

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アイドロッパー化をやりかけた名残で穴は塞がっています。

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縁の部分も一応きれいに発色してます。

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続いて、パイロットのペン習字ペン。

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持ちての部分は黒のままにしています。パーティングラインが見えてしまっています。まだまだ未熟です。

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全部つなげるとこんな見た目になります。

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続いて、パープル・グリーンで塗ったペリカンのツイストを。

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形が特殊だからか、一番うまくいきました。

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色の変化がわかるよう動画を撮ってみました。

youtu.be

 

まだまだ溶剤臭いので、一週間ほどきっちり乾燥させた後、付着したホコリを取ったりしてからトップコートに入ります。

 

トップコードに何を使うかは、けっこう悩みます。この手の色の場合、ラッカーのクリアーだと輝きが失われてしまいます。一応、何をどのように使うかは決めています。結果はまた次回!

 

ほなほな。

サイタのカメラレッスンのその後

結局、サイタのカメラ教室の方は・・・コーチを変えることにしました。

 

すごく些細だったり、好みの問題もあり、あくまでも個人的な意見として引っかかったポイントを挙げていきます。

 

  • タメ口は生理的に受け入れられなかった。
    生徒であり、カメラについては初心者であるとはいえ、私もプロの技術者として20年やってるわけで、タメ口で話をされるのは非常に嫌でした。堅苦しい物言いは壁を作るとかデメリットもあるかもですけど、礼儀とか敬意とかって大事だと思います。

  • レッスンノートが更新されない。
    サイタではレッスンノートが公開されてまして、コーチによって丁寧に書いたり、ちょこっと書いたり、ぜんぜん書かなかったりします。前のコーチは書かない派らしいです。

  • 個人レッスンの旨味がない。
    私は最初からブログに載せる写真をもっとましなものにしたいと言い続けてまして、ブログのURLも教えていたのですが・・・orz 例えるなら、初心者向けのグループレッスンを1人で受けてるような感じ、と書けばわかりやすいでしょうか。

ITに限らず、私も教える側に立つことがあります。

 

マンツーマンなら、まずは相手を知ることから始めて、スケジュールを考えてレッスンを進めていきます。進み具合その他変わる部分はありますから、スケジュールを守ることはさほど重視しません。あくまでも目安です。

 

報酬も、教える側からしたら安いのかもしれません。中途半端なことをするくらいなら、教えなければいいと個人的には思いますけどね。こちらも仕事で忙しいのに時間を割いてレッスンを受けにいってるんですから。

 

というわけ?で、次回から新しいコーチに学ぶことになります。私が学びたいのは

  1. カメラの機能のおさらい。(露出とホワイトバランスを特に)
  2. ブログで最近使った写真のダメ出し。
  3. ダメな部分の改善方法。
  4. Rawデータの現像のやり方。
  5. 用途に応じたレンズの使い分け方。

といったところですかね。

 

前のコーチもフレンドリーで素晴らしいカメラマンだと思います。相性は良くなかったですけど、基礎の基礎の部分をしっかり教わりましたし、感謝しています。

 

こないだ、高校の先輩からキヤノンのEOSをいただいてしまいました。自慢のネタがレンズの本数だけとか、しょうもない状態にならないよう、しっかり、自分がまだまだ未熟者であることを自覚して、学んでいきたいと思います。

 

旅行先で風景を撮ったり、動物園で動物を撮ったり、いろいろやっていきたいです。

 

ほなほな。

 

 

 

 

 

 

帰ってきたVoxもどき

某所に置きっぱなしだったギターを持って帰ってきたので、ついでにレビューをば。

 

ストーンズブライアン・ジョーンズが使っていたVoxのギターが欲しくなりまして、中古を買うよりは・・・と自分で塗ったり組んだりしてできたギターです。どんどん改造されて今はこんな姿になってます。

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このギターは5号機で、ネックは4号機のを移植してあります。元々ついていたネックはどこにいったのやら。ヘッドの形は変えるべきでした。

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ペグはゴトーのマグナムロックがついてます。一番好きなペグです。

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ロゴの部分は一応、柄がついてます。ほとんど目立たないのは内緒。

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ストラップピンはこんなとこについてます。・・・しかし、酷使した結果、グラグラになりました。ネックを外してみたら、ストラッピンがついている部分だけ穴が盛り上がってました。プレートはいつもおなじみ、フリーダム製です。

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結局、ストラップピンはオリジナルに倣った位置に移動しました。細めのストラップでないと、いつ外れるかわからないスリルを感じながら演奏することになります。

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コントロール部分。ピックガードはストラトキャスターのアレンジ版で配線周りはSonicのターボブレンダー、ブリッジはFender Mexicoに支給されているもの、ピックアップはGFSLil Killerをパラレルで配線してます。ジャックプレートは前にも紹介したAll Partsのもの、ノブは通販で買った・・・はず。

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トレモロスプリングを引っ掛ける部分はシャーラーのトレモロスプリングテンションコントローラーを使ってます。ギターによっては取り付けネジがセンターピックアップと干渉してしまうかもしれません。真ん中のスプリングにチューブが巻いてあるのは、共振を防止するためです。

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このギターの特徴は・・・座って弾きづらいこと。それに尽きます。すべり止め用にゴムのシートでも貼ろうかと考えています。

 

久々に弾いてみたら、3~5弦の開放でビビりまくるのでロッドを調整したものの、4弦だけビビる状態のまま。ネックのネジ穴が盛り上がっている件もあるので、浅草のNaked Guitar Worksに持っていっていろいろ聞いた結果・・・ナットがダメでした。倒したか何かで3弦と4弦の部分が凹んだからビビるようになったんだとか。ナットの交換で済んでラッキーでした。

 

ナットは黒のTASQに交換して、ピックガードはホワイトパールに、ついでにいまいち効果が感じられないターボブレンダーを外してミニスイッチを2つつけることにしました。スイッチはネック側とブリッジ側のシリーズとパラレルの切替と、ネック側とブリッジ側のミックスができるようにするためのものになります。

 

そうそう、私のオリジナル楽器のロゴはNaked Guitar Worksの真似だと指摘する方がいましたが、お店ができる前からのつきあいで、お互いプロレスも好きなこともあって、尊敬の気持ちを込めて真似をしています。

 

てか、楽器いじりで商売しようなんて思ってないんですから、だまされる人なんていないでしょうに。本業だけでお腹いっぱいです。

 

ほなほな。

HOLGA オリンパス4/3一眼レフカメラ用レンズ HL-O

トイカメラ面白そうだな~とSNSに書き込んだら、「レンズもあるよ」と仲間から教わり、値段がレンズとは思えない安さだったのでついつい・・・

 

詳しい方は既にお気づきだと思われます。このレンズは私が持っているPEN E-P1やE-M10 Mark IIにはつきません。orz

 

レンズの規格はフォーサーズ。カメラはマイクロフォーサーズ。カメラにつけるにはマウントアダプターが必要です。だがしかしで、アダプターの方がレンズより数倍高いんですよね。^^; 

 

今度からレンズを買う時は店頭で店員さんに確認してから買うようにします。まだまだ初心者ですしね。ちなみにこのレンズは今回の失敗を忘れないよう、机の上に飾ります。

 

箱。DSLRはDigital Single Lens Reflexの略らしいです。つまりデジタル一眼レフ

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箱の裏側。Eシリーズ・・・E-M10だから大丈夫だろうと安易に考えたことが悔やまれます。

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中身はいたってシンプルです。英語の取説とレンズ本体。

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レンズ本体。ロゴが入ってます。

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裏側。当然、ぜんぶプラスチックです。そして、すごーく軽いです。

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ピントリングにはアイコンが描かれてます。

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風景のアイコンから人のアイコンまで回すと・・・

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ほんの少し伸びます。

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裏蓋を外したところ。一瞬、驚きましたが、ブラック・コーナー・エフェクターが最初からついているようです。これがついていることでトイカメラでありがちな四隅が暗い写真が撮れるそうです。

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表面側はいたって普通です。

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とにもかくにも、規格を間違えたのが痛すぎました。すごくモヤモヤしてます。(笑)

 

最近はTG-5とG5Xを常に持ち歩いていて、ミラーレスは基礎をしっかり覚えて、レンズの違いがわかるようになるまで保管庫に保管・・・するつもりが、ついついレンズを調べてしまっています。それぞれ何がどう違うのかよくわかってませんけどね。

 

何となく、レンズを何本も買ってしまう人の気持ちがわかるような、わからないような今日この頃です。

 

ちなみに今回はiPhone 7で撮りました。ネットで見つけてドハマリした「おじさまと猫」という漫画の番外編に出てくる連写モードの意味が初めてわかりました。(笑)

 

ほなほな。

セーラー LOFT限定発売 クロネコ万年筆

今回のネタは去年だったか、大阪に行ったときに買ったクロネコ万年筆です。

 

クロネコのマークがどーんと。・・・あまりクロネコヤマトっぽくない気がするのは私だけ?

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全景。ふでDEまんねんのボディと同じですね。

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ペン先はいたってシンプル。字幅はMFです。

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ペン先の裏。

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キャップには転倒防止のストッパーがついてます。

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カクノとの長さの比較。

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肝心の書き味の方は・・・残念ながらいまいちでした。嵌合式じゃないのにすぐ乾きますし。

 

セーラーは一番のウリなはずの特殊ペン先が2015年から一部を除いて受注停止になり、カラバリばかり出すプラチナみたいなメーカーになってしまいました。プラチナと違って、品質は一定していますがね。

 

プラチナはセンチュリーを10本以上買って、一番まともだったのは中古で買った1本でした。どれもインクがかすれたりして、出荷時に検品しているのかと疑いたくなるレベルです。ただ、安価な製品は普通に使えるので、不思議というかなんというか・・・

 

ほなほな。

パイロット カクノ 透明ボディ

最近、すっかり万年筆を買わなくなりました。まぁ、去年だけで100本以上買いましたからね。

 

特に欲しいものがなくなったこともありますけど、一番の理由は・・・

 

洗うのが面倒。

 

筆記用具としては国産のボールペンが最強だと思います。

 

すっかり万年筆に対する物欲が失せて、もう買わないだろうと思っていたら・・・買いました。パイロットのカクノの透明ボディです。

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全景。除光液とかヤスリで装飾を落とす必要はありません。

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違う角度から。

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同軸の後端には空気穴とJAPANの文字が。透明感が素晴らしい。

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キャップ側にも空気穴があります。

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カクノはペン先が乾きやすいと言われますが、私はそうは思いません。いたって普通です。キャップ側の空気穴をふさぐ改造をたまに見ますけど、インナーキャップがあるので意味は無いような・・・

 

透明感がわかるかもしれない写真。いっさい手を加えてはいません。

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キャップには転倒防止の突起がついてます。

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今回、字幅はEFを選びました。よーく見てみると、ペン先のデザインが今までと違います。透明ボディのペン先は舌を出してます。

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ペン先の裏。EFだけにペンポイントが小さいです。

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書き味はちょっとカリカリするものの、細字が書けて細字派な私は大満足です。

 

LAMYのVistaパイロットの92など透明ボディの万年筆はいくつも買ってきました。カクノはその中でもベストな出来です。値段は安く、品質は安定していて、おまけにパイロットはサポートも充実しています。ペンドクターやスタッフの皆さんも素晴らしい方ばかりで、万年筆メーカーの中で私はパイロットが一番好きです。

 

腕に自信がある方は染色してもいいでしょうし、クリアーカラーで塗装してもいいでしょう。一番のおすすめはSDNを使った染色です。

 

ほなほな。

バスウッドボディの穴埋め(1)

こないだのライブの直前にストラップピンがすっぽ抜けて応急処置をした我が本妻。今日、改めてチェックをしたら、ストラップピンは抜けないものの、ネジが完全に締められないできない状態でした。

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リペアに出すと、だいたい2,000円かそこらかかります。が、どうせなら自分でやっちまえ、というのが今回のお話。

 

ついでに指板のコーティングも・・・と思いましたが、これだけテカテカならいいか。カッチカチでした。

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使うのは割り箸とドリル。割り箸は楕円形だったのでヤスリで真円に近づくよう削りました。・・・かなり大変でした。強度的にはこれで問題ないと確認もできました。

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割り箸はそのまま使わず、先端の細い部分はノコギリで切ります。

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5ミリのドリルで穴を広げます。さすがバスウッド、木の屑が木の粉でした。

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ここで、大惨事が。瞬間接着剤を垂らしてしまい、一部塗装をやり直すことに。いっそ、全部やり直すのもいいんですけどね・・・

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気を取り直して、拡げた穴に割り箸を挿してみます。円形の穴に楕円形の割り箸を入れるので、当然きついです。それが狙いだったりします。

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接着は、タイトボンドを水で薄めたものを使います。穴に流し込んで綿棒などで塗り広げたら、同じくタイトボンドを塗った割り箸を突っ込みます。はみでたタイトボンドはすぐに拭き取って、最終的に水で濡らした布巾で丁寧に拭きます。

 

割り箸を入れるときはプラハンマーで丁寧に叩きます。前のブログでバカにするようなコメントを書いた方がいましたけど、力の加減をしたり、間に板や緩衝材を入れたりしてますからね。(笑)

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タイトボンドは24時間で硬化します。続きは金曜日あたりにやります。

 

塗装はどうしますかね~。塗膜が固くなる塗料でガチガチに固めた方が耐久性その他を考えたら良いんですよね・・・

 

ほなほな。