Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

前言撤回(helicoの件)

helicoが私をブロックしたのは諏訪匠氏の嫁の独断で、諏訪匠氏が嫁を叱責したとか、私に謝罪したい気持ちを持っているという話をhelicoユーザーから聞きました。

 

だがしかしで、その嫁さんは自分のTwitterアカウントの一つを非公開にしたままで、こんなのも湧きました。

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去年オーダーした方や今年の神戸のペンショーなどでhelico製品を買った人が保証書をもらっていないのは事実なんでね。

 

今回のイベントで保証書がついたからといって、過去のユーザーに対して保証書をつけなかった事実が覆されるわけじゃないんですよ。

 

てか、私が書いたことのどこが差別にあたるのか説明をしてもらいたい。どうせできないだろうけどさ。今回のイベントまで保証書なしだったという発想が生まれないのも驚き。helico製品買ったことなかったのか?

 

諏訪匠氏個人の考えを聞きたいと思ってhelicoアカウントのブロックを解除したけど、広報が信者を使ってしょうもないことをしている可能性が捨てられなくて、またブロックしちゃったよ。(笑)

 

広報(嫁)はhelico側に非は一切ないと思っているという情報も流れてきているので、警戒は緩めないでおくことにします。helicoに求めるものは特にありませんが、信者や広報が勘違いした書き込みを続けるようなら、今後も必要に応じて叩きます。

 

保証書は今回からつけるようになったのでOKです。今後もつけるなら、保証書云々の記述は自発的に消します。下記の条件を受け入れるなら、過去の批判めいた記述も消しましょう。値段が高い云々は元々訂正するなり消すつもりでしたけど。

 

  • 嫁(helicoの妻)アカウントの非公開をやめる。
  • 保証に関して明記する。(保証書をもらっていないユーザーの件も含む)

 

信者や下僕が「helicoが保証書をつけないのはデマだ!」と騒げば騒ぐほど、過去にhelico製品を買った方々は不愉快に思うでしょうし、何もしないhelicoに不信感を募らせる可能性があることをお忘れなく。

 

いろいろと情報を集めて思ったのは、今日のイベントに宍倉ペンドクターが参加?していたこと、故障したシュクルに関しては無償で対応していたことなどから、問題はhelico自体にではなく、広報個人にあるような気がしてなりません。故障品に対する対応は非の打ち所がありませんから。

 

諏訪匠氏自身は何も知らないのかも。だとしたら不憫ですね~。

 

ほなほな。

 

追記1:

2枚目の画像はこちらの勘違いらしいので削除しました。複数の人からの情報だったんですが、誤った情報である可能性がある以上、訂正します。不確かな情報を裏を取らずに記述したことを深くお詫びします。また、情報を提供してくださった方に感謝いたします。

 

追記2:

保証は3年らしいです。そして、今回の東京のイベント以前に買った人たちに対しては現時点で何もなし。サポートの対象外なんでしょうか。

 

 

追記3:

Twitterでやりとりしていますが、とあるアカウントを公報の複垢であると決めつけた件は不確実な情報であるため、ツイートとブログの記事を削除しました。文体、公報のツイートを転載した後のプロフ変更その他で複垢であると決めつけていました。ヘイトの意味もわからない愚者以外を貶めた記憶はありませんが、ユーザーを一緒くたにしてけなす真似はしないようにします。私もシュクルを3本買ってるからユーザーなんですがね。

 

Montblanc Meisterstück 144 & 145

撮影の練習を兼ねて、マイスターシュテックの144と145の比較をしてみます。

 

上が30年くらい前に買った144で、下が去年買った145になります。どちらもカートリッジ式です。お値段は144が新品で23000円、145は・・・70000円くらいだったか? リシュモン傘下になってからは、かなり強気な値段設定になっています。

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ホワイトスターは何となく形が違っているような、違っていないような。

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145のキャップリングにはPixの刻印が入ってます。これモンブラン筆記具の品質を保証するホールマークのひとつして、ホワイトスターマークとともに1989年から使われているらしいです。

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144はもっと古いのでPixの刻印はありません。

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145のニブ。

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144のニブ。 

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144の方がシンプルですね。ニブの装飾は柔らかさに影響を与えるらしいので144の方が好みです。

 

145のペン芯部分。

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144のペン芯部分。現行とはだいぶ違います。

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コンバーター。上が145で下が144、144についているものは入手困難らしいです。私はモンブランの修理で有名な方に分けていただきました。

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現行のものはモンブランのインクを使ってねと書いてあり、中にバネが入ってます。

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モンブランの刻印が入っている部分。

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裏?側。

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旧型のコンバーターは一箇所にまとまってます。

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145は極細を選びまして、字幅の方は国産のFと同じくらいです。書き味はさすがに良いです。144も145も私の激弱な筆圧でもスラスラ書けてとにかく気持ちが良い!

 

面白いのは、昔は嵌合式の方が高級品だったこと。今と正反対です。どちらが良いかは好みの問題でしょうね。私は嵌合式が好きです。

 

人に勧めるかと聞かれると、正直、悩みます。どうしてもモンブランにこだわるなら、程度の良い中古を勧めます。

 

書き味を重視するなら、腕の良い職人に調整してもらえばモンブランでなくても問題ありません。最近手に入れた中ではダイヤモンドの仲谷佳登氏に調整していただいたデルタのインシエーメは素晴らし・・・いや、凄まじかったです。もう、言葉で表現するのが難しいくらいでした。

 

というわけで、次回はデルタの万年筆のレビューでもしてみますかね。

 

ほなほな。

 

 

万年筆のリペイント(5)

 

 少し緊張感を味わいたくて、リペイントした万年筆は親しい仲間に配ってます。技術料とかブランド料(笑)はもちろんもらわず、万年筆本体の代金だけいただく形式です。

 

別に、たいして難しいことをしているわけではないので、安価な筆記用具をリペイントする仲間が増えたら嬉しいな~というノリでブログを書いてます。

 

今回も偏光パール塗料を使います。タミヤのボトルの中にはガイアノーツのプリズムカラーを希釈したものが入ってます。

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使っているシンナーはガイアノーツのメタリックマスターとプロユースシンナーで、パール塗料にはメタリックマスターを、他の塗料にはプロユースシンナーを使ってます。

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希釈率は塗料1に対してシンナーを3.5くらいにしています。

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こちらはサーフェイサー。ガイアノーツのサーフェイサーエヴォ ブラックをプロユースシンナーで希釈したものを入れてます。サーフェイサー1に対してシンナー2.5の割合で希釈してます。

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万年筆に使うエアブラシは毎度おなじみ?のタミヤ製です。ノズル口径0.3mmの方を主に使ってます。トリガー式の方が好みだから使っているだけで、よほど安いものでなければ何でもいいです。

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今回の実験台。エルバンの安い万年筆とハイエースネオです。

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仲間にあげる分の乾燥時間にクリアーパープルを吹いてみました。今回は試しに4倍に薄めてます。

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ハイエースネオはネジ部分にヒビが入ってしまい、塗装で誤魔化しました。これから水研ぎや研磨をして、どれだけ変わるのかが楽しみです。

 

今回のメインディッシュその1。ペリカンのツイスト。字幅はMです。

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続いてカクノ透明ボディ。上は私物です。

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両方共シールが貼られていて、ツイストはウェルドラインががっつり入ってます。

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首軸ときれいにつながってます。首軸がゴム製でなければ綺麗にできるんですけどね。。。

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ちなみに、シールは剥がし液などを使って丁寧に剥がします。今のところ、カクノは簡単に剥がせています。ツイストは(ry

 

全体を320番~400番~600番~800番のヤスリで丁寧にサンディングして、カスなどを取り除いたらサーフェイサーを吹きます。

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食器乾燥機みたいなので十分に乾燥させたら、プリズムカラーのパープルグリーンを吹いていきます。ちょっと遠目から、パウダーを振りかける感覚で吹いては乾かし、拭いては乾かし~を繰り返していきます。

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カクノも一緒に吹いていきます。

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すごくわかりづらい喩えをするなら、コハダの仕込みで塩を振るのに似ているような、似ていないような・・・

 

焦らずのんびり吹いていくと、こんな感じに。

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次はツイストをプリズムカラーのブルーグリーンで塗りつつ、今回のメインディッシュと実験台を仕上げていきます。

 

 ほなほな。

万年筆のリペイント(4) 失敗編

ペリカンのツイストを偏光パール塗料でリペイントしてます。

 

なんかワンパターンだよな〜と思って、アルミをはめ込んでみました。

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クリアーを吹いた直後なので表面は粗いです。が、それ以上にアルミの部分がいまいち。爪で強く押したりすると凹みます。

 

使うアルミの種類を間違えたんでしょう。もっと硬いのを選ぶべきでした。が、デザイン的には悪くはない・・・と個人的には思います。

 

あと、トップコートに何を使うかは想像していた以上に大事です。今回使ったのはラッカーの缶スプレーです。

 

ラッカーよりはウレタンの方が見た目は綺麗になります。塗膜の強度も強いです。しかし、扱いがラッカーより面倒なんですよね。。。 フレットレスベースでよく使うエポキシも万年筆には不向きな気がします。

 

というわけ?で、手持ちの万年筆に犠牲になってもらい、トップコートをいろいろ試してみようと思います。はい。

 

  1. ウレタンニスを使う。
  2. 透明な漆を使う。
  3. 今までと違うやり方でラッカーを吹く。

 

昔、ギターの塗装にガンを使っていた頃はメッキ工場の塗装ブースを借りることができて、かなり便利でした。

 

模型用の塗装ブースでも買うか・・・

 

ほなほな。

 

 

 

さらばhelico

香川の工房helicoの公式Twitterアカウントと職人の嫁さんのアカウントからブロックされたので、今までの経緯その他を書いてみます。手持ちのhelico製品はすべて手放すことにしたので、この工房に関する投稿をするのはこれで最後にします。

 

helicoのことを知ったのは去年の秋頃だったかな? 私はセルロイドアセテートといった耐久性に難があるものを使うのに疑問を持ってまして、アクリルに目をつけている点でhelicoに興味をいだきました。そして、ペンハウスでシュクルを2本買いました。そのときはちょっと割高かな?と感じました。2万円って、パイロットのカスタム74が2本買えますからね。

 

今年の1/28〜1/29に神戸に行きまして、万年筆のイベントに行ってきました。そこで買ったのがシュクルのアイドロッパーでした。

  • シリンジの数がないからと私はシリンジをもらえず、使える製品の紹介がなかった。
  • 保証書の類はなかった。
  • 試作品であることのリスクなどの説明は一切なかった。
  • 値段は通常と変わらなかった。

ちなみに事実のみ羅列しています。

 

買ったときは職人の方が調整らしきことをしていましたが、実際にインクを入れて書いてみたらこんな状態でした。赤いインク(名古屋の三光堂のオリジナルインク)で書いたものがそれです。

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helicoの広報の方に伝えたところ、下記の対応?をされました。

  • インクの出を渋くするのがhelicoの調整である。
  • 気に入らないなら返品してくれていい。
  • ペンクリニックにでも行けばいい。

ちなみに、謝罪などは一切ありませんでした。神戸のペンショーでシュクルのアイドロッパーを買った方は胴軸のインクを入れるネジ部分からインクが漏れるそうで、それに関しては私がシリコングリスの使用を勧めたら漏れはなくなったものの、helicoからは特に何もなかったと聞いています。

 

最近、同日にシュクルを買った方が某所に画像をアップして、他の方が私にその画像を送ってきました。

 

ペン芯の部分が根元からポッキリ折れていました。その方に対しても謝罪の類はなく、東京でイベントをやるから来れば診るという対応があったと聞いています。

 

私が売る側だったら、まず謝ります。また、交通費を負担してグッズの贈呈もするでしょう。

 

この件があったからか、helicoはTwitterでツイートしました。ブロックされたのでコピペです。

お詫び:アイドロッパーのシュクル万年筆は改良に至らず、東京イベントでの販売は残念ながら諦めました。 まだまだ技術不足です(^ω^;);););) 申し訳ございません。

販売を諦めるようなものを買った客に今まで何もアナウンスせずに、顔文字混じりでこんなツイートをするのかと落胆して、こんなツイートをしました。

私のアイドロッパーは何か不具合とかあるのかな? てか、売れないレベルの品を神戸で何も言わずに売ったのか。ひでぇなぁ。

2万とか3万って、気軽に出せる金額なのかなと。アホみたいにカメラとかレンズとか買う私でもわざわざ神戸まで行って買うのは勇気がいりましたよ。私が馬鹿だっただけかもしれませんが。

 

私や仲間が買った品に実際に不具合が起きて、誠意ある対応をしてもらえずにいる事実を踏まえて「ひでぇなぁ」と正直に書いたら、公式のアカウントからブロックされ、広報の方のアカウントからもブロックされたという次第です。

 

逆の立場からいえば、銀座でイベントをやる直前に変なこと書くなよ!と言いたいのかもしれません。しかし、堂々と反論すればいいじゃないですか。正当な言い分があるのなら。

 

私の中の常識はこうです。

  • 正式に商品化していないものを売るなら、くどいくらいそのことを伝える。
  • 不安要素があるならそれを伝える。
  • 不具合が起きたときに上から目線で「返品してくれていい」などとは言わない。
  • 改善する気があるなら試作品を売る相手は選ぶ。
  • 試作品に関するフィードバックを受けるフローは事前に確立する。
  • 保証書や領収書をつけるのは常識。永久保証ならその旨をどこかで謳う。

ついでに書くと

  • 受けたオーダーの納期を遅らせるのにイベント用に万年筆は作らない。
  • 顔文字は使わない。
  • ブランク材の仕入元のタグがついた端材は配らない。
  • 商売をする以上、パイロットやペリカンと比較されることは覚悟する。
  • SNSに投稿する内容は吟味する。

SNSに投稿する内容云々は、Facebookで知り合いに作業を手伝ってもらったとか、身内が作業の手伝いをしている〜という類の投稿のことを指します。

 

ブランク材やペン先を外注に頼って、それがたいした値段ではない(高くて数千円)以上、プロの技術やサポートに対してユーザーは価値を見出してカネを払うわけです。修行をろくにしていないアマチュアが製作を手伝っていると知ったらがっかりしませんかね? 

 

高い料理を食べにいって、仕込みとか下ごしらえを素人がやっていると知ったら、高い金を払いますか?

 

弟子入りするのはけっこう。でも、売り物に手を付けるのはある程度のレベルに達してからですよね。オーダーをさばききれないから、という理由があると考えるのは私だけですか?

 

極端な話、海外から仕入れているブランク材、それも筆記具用に普通に売られているものが綺麗だから人気が出ているだけですよね。

 

ペンハウスにはこんなページがあります。

https://www.pen-house.net/contents/html/tokushu/helico/index.html

 

宣伝目的で盛ってる部分があるのは仕方ないとはいえ、恥ずかしくないのかなぁと職人の息子としては思います。

 

helicoの関係者とファンの方は現実を見たほうがいいですよ。 

 

さらばhelico。私は手持ちのシュクルは売り飛ばします。

 

ほなほな。

万年筆のリペイント(3)

パイロットのペン習字ペンとセーラーのハイエースネオが仕上がりました。

 

いまいち納得いっていない部分もありますが、まぁ、こんなもんでしょう。

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ペン習字ペン。クリアーを吹いた後、1000番のスポンジヤスリで水研ぎをした後、コンパウンドで磨きました。

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マゼンタゴールドは形もあってか色の変化がいまいち楽しめないような。

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首軸のネジ部分は塗装していません。

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ハイエースネオ。こちらの方が仕上がりは綺麗です。

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キャップと胴軸の境目の部分が良いアクセントになっています。

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胴軸の後端部分は黒くしてみました。

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 キャップを後ろに挿しても塗装は剥がれません。赤いインクを入れたらなかなか良い感じに。

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塗装のコツとしては、万年筆に限らず、横着しないことが挙げられます。厚塗りせず、塗ったらよ~く乾かしてまた塗って~の繰り返しです。

 

自分用のペリカンツイストが仕上がったら、仲間に配る分を塗り始めます。仲間に配る分は缶スプレーは使わず、すべてエアブラシを使うつもりです。個人的にはエアブラシの方が使いやすいです。

 

ほなほな。

万年筆を左利き用に

高校の先輩が前々から万年筆に興味があるようでして。

 

それなら買えばいいのに〜と思ったら、左利きで字を書くのも左手なんだとか。私も左利きなんですが、字を書くのは右手なので何が問題になるのかさっぱりわからず、調べてみました。

 

たとえば、横に線を書くとき、右から左にペン先を左に向けて書いたら、下手すると紙が破れたりします。また、インクが乾く前に書いた字の上に手を置くと手がインクで汚れたり、書いた字が汚くなります。ボールペンならまだしも、万年筆は左利きの人にとっては不便極まりない筆記用具になりうるわけですね。

 

先輩から左利きでも使える万年筆があったら教えてほしいと言われて調べました。そして、左利き用の万年筆が存在することを初めて知りました。(・・;)

 

先日、ランチやコーヒーを御馳走になり、キヤノンのEOSまでプレゼントしていただいたばかりでしたので、LAMYの左利き用のペン先を取り寄せました。

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国産でも左利き用はあります。今回は違いが知りたかったのと、移植をやってみたかったのとでLAMYのペン先を選びました。

 

患者はLAMYのSafariです。限定色のライラックを選びました。

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ペン先はこんな感じ。

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取り寄せた左利き用と並べてみました。左利き用はペンポイントが表側にもあるような面白い形をしています。LHと彫られているのも印象的です。

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交換方法はいたって簡単でした。ペン芯を引っこ抜いて、ペン先をスライドさせて外してから新しいペン先を取り付けるだけ。スライドさせるのがポイントです。

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交換後はこんな感じ。溝があるのでペン芯を戻すのはわかりやすかったです。プラチナのセンチュリーみたいにぐらつくことはありません。工業製品としてよく考えられているな〜と交換作業をしていて感心しました。

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今回はすべてiPhoneで撮影しました。iPhoneで十分だったのでは・・・と思ったのは内緒です。

 

ほなほな。