Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

STEINBERGER SPIRIT XT-2 DB FL

イケベからSTEINBERGERの新色が発売されたので、渋谷にあるグランディベース東京に行ってきました。本数は秋葉原より若干少なめではありましたが、狭さは感じないので居心地が良かったです。店員さんの接客もとても良いものでした。

 

お目当てのキルトトップの5弦はなんと全色売り切れでした。仕入れた量が少なかったのか、私みたいな酔狂な輩が多いのか、いずれにせよ、人気があることは良いことです。

 

というわけ?で、SpiritのXT-2 DB FLを買いました。

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ちなみに新色はすべてボディはポプラになってます。古いのはすべてメイプルです。ポプラがメジャーになってきたのは木材の枯渇の影響でしょうか。

 

まず、指板を加工しました。

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BRIWAXのウッドダイで黒く染めます。今回はこの上からウレタンでコーティングするので水性染料でOK・・・なはず。ちなみに以前、墨汁で染めたら大失敗しました。

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染料が完全に乾いた後、#400のヤスリで表面を整えて、ワシンの水性ウレタンニスを塗っていきます。今回はニスを塗る→#400でサンディング〜を5回ほど繰り返しました。普通の刷毛では塗りづらいので、うるし用の刷毛で塗りました。

 

ニスが完全に乾いたら、#400→#600→#800→#1000の順番にサンディングをして、粗目、細目、極細目のコンパウンドで磨きました。

 

そしてこんな感じになりました。

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結論から書くと、指板のコーティングに水性ウレタンニスを使うのはおすすめしません。柔らかいと言われるアサヒペンのジェルカラーニスの方が塗膜が固くなり、塗装自体も楽です。XoticのOil Gelでもいいと思います。機会があればコーティングはやり直すつもりです。

 

ブリッジはDチューナーがついているので、通常のものとは形が違っています。

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レバーを起こすとEからDに変わります。上の丸いやつでレバーを起こしたときのチューニングの調整を行います。

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レバーを倒しているとき、上のノブが簡単に動くのは欠点です。動かすとレバーを起こしたときのチューニングがずれます。。。

 

ペグ部分は定番のテフロンワッシャーに交換します。これでチューニングをするときにストレスがたまらなくなるのでおすすめです。見た目的にもこちらの方が良いですね。

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ストラップピンはシャーラーのストラップロックの新しいやつにしました。 

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ストラップ側につけるパーツはかなり変わってます。ドーナツみたいなパーツで固定するのですが、棒を通せる穴があって回しやすくなっていて、イモネジで固定することができるようになりました。

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個人的に嬉しいのはストラップ側の穴を広げずに済むようになったことです。

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ピン側はネジと一体型になっていて、レンチで締めるようになりました。これはちょっと微妙な気がします。

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この他に、コントロールはバランサー、ボリューム、トーンの並びに変更してあります。手持ちのSTEINBERGERはすべてこれにしてます。この方が私が使いやすいんですよね。

 

ここまでやって、このベースに関しては満足です。プリアンプはVivieのOwlMightyを使いますし、EMG化も不要かなと。細かいニュアンスにもオリジナルのピックアップはしっかり反応してくれます。せいぜい、フィンガーレストをつけるくらいですかね。

 

7月の柏祭りに向けて、次はベース用のエフェクトボードの組み直しをやろうかと考えています。オリジナルのフレットベースのボディ交換もこっそり進めていたりします。

 

ほなほな。

私が遭遇したIT業界の奴隷商人たち

今まで実際に遭遇した奴隷商人(人材派遣会社)について書いてみます。

品川で遭遇したケース

知り合いからエージェントを紹介されて、品川で会うことになりました。待ち合わせの場所に行き、ヤクザ映画に出てきそうな営業と会いました・・・が、周りにいる人たちは何!? 訳がわからないまま近くにある大手の情報通信建設会社に連れていかれて面談。合格をもらうも条件の提示や契約の手続きなどはなく「来週からよろしく」と。

 

言語はASP.netなのにASPしか知らないとか、そもそもプログラミングができない人もいてカオスでした。単価も世間の相場から見ると底値、既に大炎上している案件で9時から終電まで働く毎日に納得がいかず、辞めると伝えたら、知らないおっさんが登場しました。

 

現場→A社→B社→C社→私

 

という構造になっていたらしく、登場したおっさんはB社の偉い人でした。(会うまで説明なし) 私に会うなり「半年延長してしまった。私の顔を立ててくれ」と言われ、唖然呆然ですよ。どこの誰かも知らないおっさんのために何故我慢しなければならないのか。単価も5000円しか上がらず、同じ商流のプログラムが書けないおばさんの分の仕事もやる羽目になったので、9時出社をやめて昼出社にしました。当然、現場や奴隷商人からは文句を言われましたが、言われる筋合いはありません。結局、2ヶ月くらいでモック状態ですらなかったものを動くようにして去りました。

 

渋谷で遭遇したケース

この会社は私が採用する側にいたときにやりとりした会社(V社とする)で、ひょんな事からお世話?になることに。しかし、いろいろな営業から私の経歴書を見ていないとしか思えない面談のセッティングをされ、しかも営業同士で情報を共有していないためにダブルブッキングになることも多々ありました。結局、当時の営業部長から紹介された会社(M社とする)から某特殊法人の案件に携わることになり、紹介された会社はしっかりしていたのですが・・・

 

現場→A社→M社→(V社の営業部長)→私

 

という形で金が流れていて、つまり営業部長は小遣い稼ぎをしていました。(笑) V社の営業から電話で案件がまとまらないことで謝罪された時に「あれ? 営業部長さんに紹介されたM社と契約してますが?」と伝えたら速攻で営業部長から「勝手に話されたら困る!」とクレームの電話がきて発覚しました。今は当時のメンバーはほとんど抜けて会社名も変わっているようです。

 

新橋で遭遇したケース

お世話になっていた方の友人が経営している会社でした。まだ存在しているのかどうかは不明。会社に行ったら、ゴルフクラブやらコントラバスやらが陳列されて、オフィスというよりは趣味の部屋。社員を紹介されて話していたらその日で辞めると言われ、半端ない地雷臭に目眩が・・・ 社長に日々取り組んでいることは?と聞いたら「俺は毎日(酒を)飲んでる」と言われたことが忘れられません。社長の名前も会社名も忘れてますがね。

仕事抜きで接すると酒呑みの面白い爺さんなんですが、中抜きが半端ないこと、技術者探しをしつこく要求してくるのが鬱陶しかったです。結局、趣味の部屋から小さな貸しオフィスに移った頃に契約期間が終了し、私は派遣先で採用されました。罰金を払えと要求されましたが、派遣先が弁護士を立てたらおとなしくなりました。合掌。

 

 

IT業界はピラミッド構造になっていて、一番上に君臨するのは元請けでその下に下請け、孫請けがいます。下請けと孫請けの間に無数の奴隷商人がいてマージンを吸って生きている感じでしょうか。

 

現実の奴隷と違って、下請けや孫請けにいるから不幸、元請けにいるから幸せ〜なんてことはないと思います。発注側や元請けの社員は基本的に技術者の管理をするのが仕事で、技術者になり得ないgさために苦労することは多々あります。大手メーカーの中には若手に実務でコードを書かせて優秀な技術者に育てているところも出て来ましたけどね。

 

収入面は元請けにいる方が多くなります。中抜きされませんから。うまく立ち回れば個人事業主で客先に常駐する形でも30代で月に100万以上稼ぐ方はいます。

 

肉体的にきついかどうかは現場や案件にもよるので、元請けと下請けの差はさほどないかもしれません。

 

いわゆるITゼネコンはなくならない、何らかの形で残り続けるでしょう。個人的には奴隷商人はなるべく絶滅してもらいたいです。

 

不幸にも我々日本人は日本語を母語にしています。なので単価が安いベトナムなどに仕事をごっそり取られて下請けや孫請けに仕事が回らなくなる事態にはなりにくいでしょう。ただ、海外の技術者は、私が遭遇した限りでは恐ろしくスキルが高いです。20代でも凄いのがいます。

 

ピラミッドの上に行ったら中途半端な管理スキルしか身につかない、下に行ったら奴隷、ならどうする?・・・と考えた結果、私は外資に行きました。これはこれで茨の道ですけどね。

 

ほなほな。

個人事業主をやめてみた

先月末で個人事業主をやめました。

 

もともと、なりたくて個人事業主になったわけではなく、

 

月の稼働が400時間を超える
 ↓
うつ病と診断される
 ↓
出向先と自社から同時に切られる
 ↓
数日山にこもったら元気に
 ↓
知り合いから紹介された会社と契約

 

という流れで個人事業主になってました。知人のブログで山籠りしたのが2008年となっているので、かれこれ10年近く個人事業主として働いていたことになります。派遣社員 or 契約社員と見せかけて個人事業主として働かせようとする奴隷商人はIT業界に限らず、少なからずいるので要注意ですよ。

 

私が特殊なのか一般的なのかは良くわかりませんが、基本的に毎日会社に行って働いていたので、フリーランスという表現には非常に違和感があります。CMに白い犬を使う某社にいた頃は40時間休憩なし連続勤務とか朝から夜勤とか不思議な苦行を強いられた反面、ツッコミを入れた後は雨の日は休むとか昼出勤して夕方に帰っても表立って文句を言われることはなかったものの、一般的には普通の会社員と変わらないライフスタイルでした。タイムカードがなく自己申告制なところがほとんどでした。

 

普通の会社員と違うのは

 

  • 交通費などはすべて自腹
  • 有給はない
  • 手当の類はない
  • 労働者としての権利は一切ない
  • 社会保険とかは自分で加入
  • トラブルが起きても現場もエージェントも知らんぷり
  • 確定申告めんどくさい

といったところでしょうか。フリーランスというと自由に働けるイメージがあるかもしれませんけど、客先常駐をする場合は自由などありません。偽装請負など違法行為を平気で行う業者はたくさんいるので要注意です。

 

個人事業主になったメリットは

 

  • 他社の仕事を同時に受けられる
  • 単価が高い場合もある

 

・・・他に思い浮かばねぇ。(笑) ただし、客先に常駐する場合は他の仕事をやる時間はありません。業務時間外に打ち合わせその他もしなければいけないため、体力的にしんどいです。

 

単価に関しても、常駐先と契約先の間に何社も入っているとごっそりマージンを抜かれます。私の場合、毎月70万近く抜かれたこともありました。常駐先と直契約できたりすると月に150万以上もらえたこともありましたが、そんな美味しい話は滅多にありません。

 

実体験に基づく奴隷商人の特徴は

  • オフィスが無駄に豪華(秘書がいたりする)
  • 職種などの要望を聞かずに面談をセッティングする
  • 契約などのプロセスが適当
  • 源泉徴収などが適当
  • マージンの話をすると他社のせいにしたり誤魔化したりする
  • 契約延長のオファーを勝手に受ける
  • エンジニアと面会しない
  • 担当がころころ変わる(人の出入りが激しい)

要するに、マージンだけしっかり抜いて後は何もしないのが奴隷商人です。(笑)

 

法律その他の知識を含めて、自分で自分の身をしっかり守れる自信がある方ならフリーランス個人事業主に向いているでしょう。適当にやってると、奴隷商人を喜ばせるだけになります。

 

4月から某広告代理店に入ってみて、毎日会社に行くのは前と変わらず、変わった点はというと

  • 会社から携帯電話が支給された
  • メールアドレスと名刺が支給された
  • 有給がもらえた
  • 健康保険や年金は会社が払ってくれるようになった
  • ちゃんとした肩書きがついた

と良いことばかりです。肩書き云々に関しては、立場上責任ある地位には就けないけど影武者みたいな役回りを任されることが多かったんです。人事採用を任されたり、正社員しか出られないはずの会議への参加を義務付けられたり(笑) 今のところに移ったデメリットは、収入が減ったことくらいで、全体的にはメリットの方が大きいです。

 

広告業界はほぼ未知の世界で、ITしか知らないおっさんがどれだけ通用するのか、正直不安しかありませんが、語学も含めて色々挑戦すべきことが具体的にわかる状況は恵まれているので、頑張ろうと思います。

 

以上、個人事業主をやめた話でした。

 

次回はアジャイル開発とかスクラム開発について書いてみますかね。

 

ほなほな。

Greco by ATLANSIA Stealth Jr.

ATLANSIAの林信秋さんも75歳になるんだよな~。存命のうちに1本欲しいな~。・・・とか思っていたら、イケベに中古のStealthが入荷したと聞き、即購入してしまいました。

 

こちらは90年代後半に発売されていたATLANSIAの廉価版、Greco by ATLANSIAのStealth Jr.です。中古でも15万くらいで売られているみたいです。

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本家も廉価版もめったに見かけません。ATLANSIAを知って30年くらい経ちますが、実物は一度も見たことがありません。廉価版の実物を見るのはこれが初めてです。

 

ヘッド。材を無駄にしないためにこのデザインになったんだとか。ナットもオリジナルで弦ごとに高さを調整できます。 

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ヘッドにはGreco by ATLANSIAのロゴが。

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調べたところ、グレコが製造していたわけではなく、販売代理店契約をしていたのだとか。

 

ペグは落とし込み加工?がしてあります。また、独特な形のストリングガイドがついてます。本家はブラス製だったかな?

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ヘッド裏。

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指板のRはややきつめです。

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丸太と呼ばれるネックは廉価版だからか、そこまで太くはないです。

 

フィンガーレストいらずなデザイン。

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ピックアップはATLANSIAオリジナルのJタイプが載ってます。丸いやつは調整が難しいみたいです。2弦と3弦の出力が弱くなることはありません。

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ブリッジもATLANSIAオリジナルです。最近はこの手のブリッジは珍しくありませんね。

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コントール部分。右からボリューム、ベース、トレブル、バランサーとなっています。ジャックもATLANSIAオリジナルです。

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ネックはブッシュマウントになってます。ネックの角度がそのままではいまいちなのでシムを挟みました。

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コントロール裏のパネルは長方形です。上の丸い部分はバッテリーを入れる部分でスポンジで蓋がしてあります。簡単に外れるのでアクリルの蓋をNaked Guitar Worksで作ってもらいました。

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コントロール部分の中身。蓋にプリアンプがつけてありました。

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+ドライバーでゲインの調整ができます。1弦の音が割れないぎりぎりの状態を探したら、けっこう低めになりました。

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ATLANSIAはオリジナリティの塊のような奇抜なデザインが特徴ですが、私は公式サイトを見て林さんの楽器や木材に対する考え方に心服するようになりました。派手な杢目の材を使わず、派手な装飾もしない楽器が好きになったのは林さんの影響です。

 

実際に弾いてみて感じたのは、奇抜なようで弾きやすさ、メンテや調整のしやすさが考えられているということです。音の方はボディが小ぶりな割に太くて低音がよく出ます。他のベースの出番がなくなる気がします。

 

楽器業界は妙に保守的で、有名なアーティストが使ったモデルと同じものが高額で取引されたり、ベースはFenderの模倣品であふれています。ATLANSIAは取り組み方からしてもっと評価されてもいいと思うのですが、気軽に手を出せる金額ではないのは事実。しかし、廉価版は木材の枯渇に警笛を鳴らし続けている林さんの意には沿わないんだろうなぁ。

 

想像していたよりはるかに完成度が高かったStealth Jr.。今後、手を入れるとするなら、コントロール部分の並びを変えて、ボディの傷が目立つのでリフィニッシュをするくらいですかね。あとはストラップピンをロックタイプに交換するくらいか。

 

機会があれば同じのをもう1本手に入れて、フレットレスにしたいです。本家も含めて、また遭遇する機会に恵まれるかどうかはかなり微妙ではありますが・・・

 

ほなほな。

ベースにフィンガーレストをつけた

 先月末で一旦、フリーランスを卒業して、とある広告代理店で働き始めました。肩書はいろいろつきましたが、はたしてどうなることやら。

 

最近、一気にベースの本数が増えてベーシストっぽくなってます。まぁ、ギタリストとしての需要よりベーシストとしての需要の方が多いですし、ベースは嫌いではないのでこれでいいんです。

 

ベースは大学時代(30年近く前だ・・・)に背が高いからという理由でウッドベースを任されたのが始まりで、ギターと同じく指弾きが中心になってます。

 

ある日、家でベースを弾いていたとき、もう少し弾きやすくするにはどうすればいいのかを考えました。オリジナルのフレットレスはフィンガーレストをつけていたことを思い出して、とりあえずスタインバーガーヤマハのベースにフィンガーレストをつけることにしました。

 

フィンガーレストはプラ製と金属製のものが入手しやすく、一部で木製のものが売られています。私はネック寄りで弾くこともあればブリッジ寄りで弾くこともあるので、市販のものは短すぎます。自作するにも工具その他を買っても元が取れそうにないしな・・・と悩んだ結果、例によって例のごとく浅草のNaked Guitar Worksに行ってきました。

 

リペアマンの小園氏に要望を伝えて「ある程度は好きにやっちゃってください」と乱暴過ぎる注文をした数日後、できあがったのがこれです。 

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金属のステーをエスカッションの下に挟んでローズウッドを白髪染めで染めたフィンガーレストが取り付けてあります。

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 エスカッションは上下逆にしてあり、ピックアップの高さを調整するネジでステーは取り付けてあります。傾きと位置の微調整が可能です。

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ヤマハの方はこんな感じに。こちらはメイプルで作ってもらいました。

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ピックアップと面一になっています。

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高さはこんな感じ。かなり強く弾いても弦が干渉することはありません。

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イデア、仕上げ、どれもプロの技で感激しました。こないだレストアしたフェルナンデスのベースとフレットレスのスタインバーガーにもいずれフィンガーレストをつけようかな。

 

試しに取り付け位置を変えてみると、弦によって弾きやすさが変わってくるので信用できるプロに取り付けを任せて良かったと思いました。

 

次回は・・・衝動買いしてしまったベースをネタにします。

 

ほなほな。

HATA 六角三連ノブ Φ6.0/ミリ 3個セット

あっという間に3月が終わりました。4月から新しい会社に移る関係で大忙しでした。後半の2週間は毎日のように送別会が開催されて嬉しいような悲しいような。

 

今回のネタはHATAのノブです。

 

t-nakamura-hata.amebaownd.com

 

たかがノブ、されどノブ。

 

個人的にはIbanezのギターについている、ゴムのギザギザがついたハットノブが好きでして、単体で手に入らないものかとあちこち探していました。が、見つからず・・・

 

ある日、TwitterでHATAのノブを知り、Ibanezのノブに割と近いものを出していること、私の家から割と近い(同じ足立区)であることもあって、試しにベース用にノブを買ってみました。

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お値段は6000円でした。Fenderのメタルノブが1個2000円くらいすることを考えれば、高くはないと思います。逆に安いです。

 

中身。取説、レンチ、予備のイモネジが1個ついています。イモネジはセットにだけ付属するようです。

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本体。このノブは限定生産品らしいです。痛そうなデザインですが、バリなどはなく、痛くもありません。

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横から。

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裏側。

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ベースはこないだレストアしたものを選びました。

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交換後。

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このベースはシリーズとパラレルの切り替えを行うためにスイッチポットを使っているのですが、HATAのノブの方が断然操作はしやすいです。いい感じに指にひっかかるのでボリュームやトーンの操作もやりやすくなりました。プレーヤー目線で作られた製品ですね。

 

次はオリジナルギターのノブをHATAのノブに交換してみようと思います。

 

ほなほな。

Fernandes FRB-60のレストア

久々にヤフオクでジャンクなネックとボディを手に入れて、フレットレス化の前にまず普通にレストアしてみた・・・というのが今回のお話。

 

手に入れた時はこんな状態でした。

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FernandesのFRB-60という製品で、調べてみたら1988年のカタログに載っていました。ちょうど30年くらい前の製品になります。当時はBOØWYが大人気でカタログの表紙は布袋さんでした。

 

そして、レストア後の姿がこちら。

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元々はゴールドパーツらしく、ネックのジョイントプレートやテンションバーにその名残がありました。ゴールドパーツは高いので今回はすべてクロームパーツにしてあります。

 

ヘッド。塗装を剥がしてシェイプを変えてロゴも・・・と考えはしましたが、Fernandesは別に嫌いでも見下しているわけでもないのでそのままにしました。

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ヘッド裏。ペグはゴトー製にしました。固定用のネジ穴はガバガバだったので一度埋めました。

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フレットの状態はあまりよろしくなく、プロに頼んで沈んだフレットを浮かしてもらいました。

 

ボディ。アッシュではなくセンです。センは見た目はアッシュに似ているものの、まったくの別物で当然、音の傾向も違います。国内産で成長が速いため安価に手に入ります。安価だからダメということはなく、プリンスのテレキャスターはセンボディでした。

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ボディ裏。ジョイントプレートはお気に入りのフリーダム製で3mmのものをつけました。

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表側には謎のプレートがついてます。ロッドの調整をするときは外さなければならずちょっと面倒です。

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ピックアップはDuncanのSPB-1とSJB-1bにしました。本当はEMGにする予定だったのが在庫がなく、一番オーソドックスなものにしました。

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ブリッジは千石電商で買ったもの。型番と形がうろ覚えな状態で買いに行って、買ってみたら純正ではありませんでした。(笑) とりあえずピッチも弦高も問題なかったので結果オーライです。

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コントロールは元々は2ボリューム1トーンだったのをバランサー、ボリューム、トーンにしました。手持ちのベースはこの構成にしています。今回はトーンにスイッチポットを使ってネック側のSPB-1のシリーズとパラレルを切り替えられるようにしました。

 

PJ構成のベースはセッティングに困ることが多く、Pをパラレルにすればバランスが取れるのでは?と、ブリッジ側にハムバッカーを載せたベースを見て思いつきました。PBっぽい音がほしい時はネック側だけでシリーズにすればいいやと。

 

結果的には、非常にうまくいきました。ボディをリフィニッシュ中のフレットレスベースも同じ構成にしようと思います。

 

次は手持ちのベース用にフィンガーレストを作ってみようかと考えています。まずはサイズを決めて、東急ハンズで木材を買ってきます。

 

ほなほな。