Something So Right

大洗在住のSEなおっさんが趣味の楽器いじりや模型製作、万年筆いじり、サイクリングその他について書いています。

オリジナルベースのボディ交換(2)

バスウッドで作ったフレットレスベースのストラップピンがライブ直前に抜けたことがきっかけで埋木→再塗装で終わるはずが交換することになった話の続きです。

 

ボディの塗装はネックに合わせて染料は使わず、アサヒペンのジェルカラーニスのウォルナットを3回、透明クリアを5回塗りました。

f:id:smeagol19:20180602134629j:plain

 

セオリーはよくわかりませんが、私はウェスに少量のニスをつけて薄く薄く伸ばしていくやり方で塗っています。塗膜を作るのではなく、木の表面を固めるイメージです。薄く塗ってよく乾燥させてまた塗って~というのは塗料に関係なく重要です。乾きがいまいちと感じることがあったら、それは厚塗りしているか、乾燥時間が中途半端かのいずれかと考えて間違いありません。

 

続いて、キャビティ内を塗装するためにマスキングをしていきます。 

f:id:smeagol19:20180602134651j:plain

 

裏側もしっかりやります。

f:id:smeagol19:20180602134701j:plain

 

本来ならシーラー代わりにニスを塗り、その上から導電塗料を塗るところですが、今回は最初からEMGを使うことにしていたので、水性ニスの黒をそのまま塗ってます。

f:id:smeagol19:20180602134716j:plain

 

裏側。

 f:id:smeagol19:20180602134746j:plain

 

そして組み込み。

f:id:smeagol19:20180602134923j:plain

 

工程としてはこんな感じになりました。

  1. パーツの位置決めをする。
  2. 各キャビティのザグリをする。
  3. 1000番まで生地調整をする。
  4. ピックガードを製作する。
  5. 仮組みをする。
  6. ボディを塗装する。
  7. 組み込みを行って調整をする。

それでは、ネックも含めて簡単に解説をしていきます。

 

ネックはATLANSIAの林さんに下記の条件で作っていただいたものを使いました。

  • ヘッドは加工しない。
  • フレットなし。
  • ポジションマークなし。
  • 塗装なし。

結局、ヘッドはFenderスタイルにしました。(笑)

f:id:smeagol19:20180602134935j:plain

 

ペグは確かARIA製の若干コンパクトなものを斜めに取り付けています。

f:id:smeagol19:20180602135011j:plain

 

指板にはフレットの位置にポジションマークを埋め込み、3、5、7、9、12フレットの部分は削った後にシルバーで着色した上で集光材をはめ込んであります。指板はXotic Oil Gelか何かを何度も塗り重ねています。ネック自体はボディと同じくジェルカラーニスのウォルナットと透明クリアで仕上げてます。思ったより濃くならず、失敗しました。

f:id:smeagol19:20180602135042j:plain

 

ボディ。ノブの位置はオーソドックスなプレベのそれを両端はそのままにして間だけアレンジしています。ピックアップはまずブリッジ側の位置を決めて、それからネック側の位置を決めました。プレベより半個分ネック側にずらしてあります。

f:id:smeagol19:20180602135104j:plain

 

ネック側はEMGのPをつけました。

f:id:smeagol19:20180602135133j:plain

 

ブリッジ側は同じくEMGの35P4です。35はPの他にもJやハムバッカーなどいろいろあり、交換することを考えて選択しました。Pを並べたのは人間椅子鈴木研一さんの真似です。本人はフレットレスは弾きませんけどね。

f:id:smeagol19:20180602135157j:plain

 

 コントロールは左からバランサー、ボリューム、EQ、ジャックになっています。EQの効き具合は、私はとても好きです。

f:id:smeagol19:20180602135229j:plain

 

ブリッジはアメリカから取り寄せたものを引き続き使ってます。秋葉原の千石でも売られていたりします。まぁ、そういうこともあります。

f:id:smeagol19:20180602135218j:plain

 

ボディの裏側。

f:id:smeagol19:20180602135255j:plain

 

手前はバッテリーボックスで、今回は横置きを選びました。気分です。

f:id:smeagol19:20180602135312j:plain

 

キャビティ内はこんな感じ。

f:id:smeagol19:20180602135400j:plain

 

EQにはスイッチがついてます。これを操作するのにいちいちピックガードを外すのは面倒なのでリアパネルをつけてます。

f:id:smeagol19:20180602135422j:plain

 

表面の仕上がりはこんな感じ。組み込みをする前に1000番で優しくサンディングしただけです。コンパウンドなどは一切使いません。

f:id:smeagol19:20180602135448j:plain

 

実際に鳴らしてみて感じたのは、

  • 音の粒立ちが良くなった。
  • 高音と低音のメリハリがついた。
  • ライトアッシュなので重量はさほど変わらず。
  • 手元にEQがあると便利。
  • ラウンド弦最高。

といったところですかね。

 

このベースは7月の柏まつりでデビューさせます。

 

次回はギターとかベースを作るのに便利なショップや工具などについて書いてみる予定です。

 

ほなほな。

映画版バイオハザードは酷かった

宇宙戦艦ヤマト2202のつまらなさに既視感を感じるな〜と思っていたら、思い出しました。映画版のバイオハザード

 

というわけ?で、今回は映画版のバイオハザードについて書いてみます。

 

元は大ヒットしたゲームです。けっこういろいろ世に出ています。

 

4とリベレーションズはかなりハマりました。何百時間プレーしたことか。FPS好きにはとっつきやすいシステムですしね。

 

2、3、5もけっこう好きです。6と7は友人がプレーしているのを見て満足しました。リベレーションズ2の話はやめておきます。ストーリーは悪くないんですが。。。

 

映画版はというと、ラインナップはこんな感じ。

・・・2作目でジルを演じたシエンナ・ギロリーが良かったことしか印象に残ってません。(笑)

 

シリーズ通して駄目だと思ったのは、主人公の存在ですね。クローンで作られた超人類で無敵の存在って、例えるならチートしてゲームをするようなもので原作の面白さを全否定してます。

 

原作の主人公たちも一般人ではなかったりしますけど、まだ人類の範疇には収まります。限られた武器と弾薬、アイテムをやりくりして生き延びるのがゲームとしてのバイオハザードの醍醐味なのに、映画版は監督の嫁を目立たせたい願望が強く出すぎていて興醒めします。

 

設定がめちゃくちゃでいきなり寄生生物が出たり、死んでもクローン化して簡単に復活したり、シリーズ物なのに前作のラストから続いていなかったり、ゲームに登場するキャラクターの扱いが酷かったり、途中から導入された3D対応もしょぼすぎたり、ツッコミどころしかないという。主人公が無駄に脱ぐのも勘弁してほしいです。中島美嘉とかローラが出るのも無駄なサービスでした。

 

このシリーズは「監督は嫁が好きなのね」の一言で終わります。2202なら「自分が好きで出渕元監督が嫌いなのね」になりますか。

 

聞くところによると、映画版はさっそくリブートするんだとか。リブートはバットマンという成功例とターミネーターという失敗例がありますが、まぁ、監督が変われば少しは希望が持てるかも? ミラ・ジョボヴィッチのPVになることはないでしょう。

 

原作に倣って一作ごとに主人公を変えるのもありだと思うんですよ。

 

ほなほな。

宇宙戦艦ヤマト2202第五章煉獄篇 ネタバレあり感想

宇宙戦艦ヤマト2202第五章煉獄篇が公開されたので、Amazonで買って観てみました。

 

 

前作の2199はアホ毛キャラが嫌だったり、女性キャラのサービスシーン?が嫌だったり、デスラーの描かれ方が嫌だったりしたものの、全体的には劇場版も含めて好きな作品でした。劇場版も良かったです。

 

2202はスタッフが刷新されて、どうなるかと思っていたら・・・私としては駄目ですね。

 

新しいスタッフは2199が嫌いなのか?

2199で新たに加わったキャラクターはほぼほぼ冷遇されているというか、主役も目立っていないような。2199で最新鋭だったはずの艦艇が旧型になったり、敵であるガトランティスの設定が変わっていて無駄に矛盾が生じています。2202では自爆するクローン兵士みたいになっていて、2199に出てきた捕虜や劇場版に出てきた蛮族出身のダガームは何だったのかと。あと、あれほどの軍事力があるならガミラスなんてすぐ滅んでましたよね。(笑) ガミラスの艦隊を一撃で全滅させる巨大戦艦が250万隻も出てくるんですから。

 

劇場版で火炎直撃砲をある程度かわせるようになっていたのに、密集隊形を組んでボコボコにされて対処方法が艦船の前に壁を置くってのも・・・はっきり言ってバカでしょう。作品よりスタッフのエゴを優先するなら他でやれと言いたいです。

 

尺の取り方や演出に違和感

エピソードの時間配分と演出がおかしくて、ヤマトの旅の全貌などがわかりづらいです。テレザートとの距離感がわかりづらいですし、白色彗星と地球の決戦の始まりが唐突すぎたり。白色彗星が自在にワープできるのも良くないです。宇宙ホタルのエピソードの時点で観るのが辛くなりました。時間の流れもよくわからないです。

 

あと、航空隊が活躍しなさすぎ。模型化が無理そうなコスモタイガー1と宇宙の戦士に出てきそうなパワードスーツばかりが目立っているというか、あれはどこに格納するんでしょうかね。別にパワードスーツが出るのは構わないんですけど、航空隊の存在意義がなくなるだろうと。敵の艦船や艦載機と互角に戦うんですから。2199と比べると、人物やメカニックの描かれ方のバランスが非常に悪く感じられます。

 

時間断層は良い

前作で地球を元に戻した副作用でできた時間断層のアイデアは良いと思います。短い期間であれだけ復興するのはおかしかったですから。ただし、数百万隻動員できる敵に数で圧倒しようと考えられるくらい大量生産できるのはどうなんですかね。乗組員はどうするんだと。

 

今回の艦隊戦もそうなんですが、演出が単調すぎるので派手にドンパチをしたり波動砲を撃ちまくっても退屈で大味です。昔のCGアニメみたいな動きで、銀河英雄伝説OVAを口直しに観たくなりました。

 

デスラーの描かれ方は良い

この部分に関しては2199よりはるかに良いです。中二病をこじらせた変人でしかなかったデスラーがやっとまともな好敵手になりそうな。なぜヤマトと戦うのかの動機づけも良くできていて今後が楽しみです。無限増殖する巨大ミサイルを撃つくらいしかしていないのが不安要素ではありますが。

 

だがしかしで、ガミラスの本星が滅びる運命にあって、本星以外では純粋なガミラス人は生き延びられないとなると、地球人とガミラス人が共存していた第十一番惑星はなんだったんだという話になります。地球にもガミラス人来てましたよね。設定が適当すぎませんか?

 

敵のボスの小物感が半端ない

巫女ことサーベラーのコピーを第十一番惑星に送り込んだり、古代と直々に話したり、やたら愛が~愛が~と言ったり、地球の大艦隊を踏み潰そうとしたり、豪放磊落なんだか中二病をこじらせているのか、そもそも何をやろうとしているのかよくわからんですね。小細工を弄するのはゲームだからだそうです。Twitterエゴサーチをするように宇宙全体で面白そうな人類を探してるんでしょうか。蘇生体が見聞きしたものがわかるって、頭パンクしませんかね。(笑)

 

煉獄編の感想を書いていきます。

 

前半はデスラーの過去とキーマンの正体、キーマンの裏切りと早々の復帰が描かれました。親衛隊の悪い奴が実は生きていた(乗艦が爆発していたのに)り、ヒスが出てきたのはまぁ、悪くはなかったです。他のガミラスの面々が出てこないのは2199で新しく出てきたからなのか。まぁ、出てきても酷い扱いしかされないんだろなぁ。

 

後半はいきなり決戦です。白サーベラーが復活するまで白色彗星は止まっていたのでしょう。止まっている間に攻撃すりゃいいのに。

 

ヤマトに乗れなかった面々が意味ありげな新キャラと一緒に出てきて、あまりの唐突さに違和感を感じました。唐突といえば、ささきいさおさんが声優を務めたアポロノームの艦長。出てきていきなり死んで、アンドロメダの艦長との関係もよくわからないままでした。アンドロメダ艦長の山南の同期で親友なんだそうです。

 

銀河英雄伝のウランフみたいにそれなりに出番があった末に死ぬなら印象に残るんでしょうけど、このあたりも演出の拙さが感じられるというか、自己満足のために作品を作っているとしか思えません。やたら愛という言葉を使う割に、スタッフの作品への愛が感じられないという。今回の女艦長にしても、第一章から出しておけば良かったのにと感じたのは私だけではないでしょう。

 

艦隊戦は上に書いたように、物量対物量の戦略も戦術もあったもんじゃない内容で、250万隻の巨大戦艦を観たときの失望よもう一度ってな感じでした。旧型艦まで波動砲撃っちゃって、大安売りもいいところ。第一章で波動砲に耐えた巨大戦艦が簡単に落ちてますし。あれだけ大量の波動砲でびくともしない白色彗星にヤマトが対抗する手段としてトランジット波動砲なんてものが出てきます。復活編の要素がいきなり出てきましたね。

 

ラスト5分で何が起きるのかと思ったら、病気の子供を救うために加藤が裏切るという。。。

 

黒サーベラーこと桂木は何もないのに薬を作ったり、コスモタイガーにメッセージを送ったり、独房内の換気口?を操作したり、めちゃくちゃですね。薬のデータは転送できたとしても、地球を滅ぼす気満々の敵が月だけ見逃すはずもなく、意味不明です。子供の状態が良くないことをどうやって知ったのかも謎。嫁さんがメールでバカ正直に伝えたとか?

 

彗星の中身は・・・旧作は下半分が惑星で上に都市がついていたのが、惑星を抱えたタコみたいになってました。しかも土星よりでかいという。惑星を囲ってどうなるのかとか、謎はいろいろありますが、超巨大戦艦の出番はありそうですね。

 

次章の予告では何かと評判(笑)のヤマト級2番艦の「銀河」が出ていました。2520に出てきたヤマトとミックスしたようなデザインで、ヤマトの乗組員が乗り移るのか、謎の戦艦の艦長が乗るのか。。。デザイン的に地球らしさもガミラスらしさもなく、中途半端ですね。今作はデザイナーが良くないです。変な模様入りの艦船とかコスモタイガー1とか。趣味に走りすぎ。ガミラス臣民の壁とかねぇ・・・

 

まだ6章と7章が残っているものの、通して観たときにどう感じるかを考えると、今までが今までなので凡作になるかどうか・・・ってな感じでしょうかね。いまいちなものを組み合わせても駄目なものは駄目。

 

小説とかパンフレットとかインタビューとかTwitterを見ないと補足できないっておかしいですよ。作品自体で成立するようにしないと。

 

アニメの世界も人材がいないのか、人材に機会が与えられないのか、違う意味で絶望感を感じさせられました。

 

ほなほな。

 

 

オリジナルベースのボディ交換(1)

友人のためにストラトを作る前にリハビリとして自分のベースのボディを交換することにしました。

 

今回はアイチ木材からライトアッシュを外周とネックポケットだけルーター加工をお願いして、後はパーツ構成に合わせて加工していきます。

f:id:smeagol19:20180506132113j:plain

 

交換前の姿。これはこれで好きでした。が、バスウッドはやはり柔らかすぎます。ネジ穴が駄目になりますし、塗装も吹き付けでないといまいちな仕上がりになります。

f:id:smeagol19:20170614101525j:plain

 

ボディ前面。ピックアップはEMGのPと35P4をつけることにして、Pの位置は若干ネック寄りに変えています。真四角にザグってあるのはEMGは横から見ると台形になるからです。

f:id:smeagol19:20180506132142j:plain

 

裏側。バックパネルを使うことにしたのはBTCの調整をする際に楽だからです。

f:id:smeagol19:20180506132152j:plain

 

加工が終わったら、コンター部分の縁をなだらかにして#1000までサンディングをします。アッシュは硬い部分と柔らかい部分の差があるので#1000でやめときます。

 

 塗装は、ネックが染料を使わずにいきなりジェルカラーニスを塗ったので、こちらもジェルカラーニスのウォルナットをウェスで塗っていきます。

f:id:smeagol19:20180506132214j:plain

 

ジェルカラーニスはニスと言いつつも木材に染み込ませる塗料です。塗膜を作ろうとせずに薄く塗り伸ばして生地に浸透させるつもりで塗るのがポイントです。

 

今回は2回塗った後、ジェルカラーニスの透明クリアを何度か塗っておしまいです。キャビティ内はボディの仕上げが終わってから水性ニスを筆塗りしていきます。EMGを使うので導電塗料は塗りません。

 

最近、ギターやベースの製作動画を見るのが楽しくて、特にWarwickとKieselの動画が面白いです。ほぼ機械化していてサンディングや組み込み、仕上げだけ人の手でやっているんですね。

 

アコギではスロバキアのDowinaというブランドの製作動画が面白いです。

 

www.youtube.com

 

ここのギター、意外と安いんです。一度、試奏してみたいもんです。

 

ほなほな。

Dingwall Combustion 4st Swamp Ash/Maple

こないだSireを買ったばかりなのに、またまた買ってしまいました。

 

DingwallのCombustion 4stです。久々にちょっとお高い?のを買いました。お値段はセールで20万くらい。

f:id:smeagol19:20180506095651j:plain

 

某リペアショップで私が「もう買うベースありませんわ~」と言ったら、リペアマンから「Dingwallとか・・・」と言われたのが気になり、イケベに行ったら・・・といういつもの流れです。某リペアショップの社長は「また病気が再発しちゃった!」と嘆いておられましたが、もう買わないので大丈夫です。(ぇ

 

まぁ、あと買うとしたらエレアコベースとセミアコベースくらい? あとアップライトもあるか。いずれにせよ、今は使う機会がないから買わないでしょう。たぶん。たぶん。

 

ヘッド。コンパクトですね。ヘッドの角度が独特で、さりげないオリジナリティが良いです。

f:id:smeagol19:20180506095707j:plain

 

ヘッド裏。オープンタイプのペグがついてます。各部の仕上げはさすがに良いです。

f:id:smeagol19:20180506095715j:plain

 

ポジションマークは2弦の下付近にあります。個人的にポジションマークは不要、装飾も不要なので嬉しいです。

f:id:smeagol19:20180506095724j:plain

 

ピックアップはハムバッカーが2つ・・・に見えますが、構造的にはPです。通常のPとは順番が逆になってます。つまり、1弦と2弦のポールピースが前にあり、3弦と4弦のポールピースが後ろにある形。EMGの35Pと中身も見た目も一緒です。

f:id:smeagol19:20180506095752j:plain

 

コントロール部分。手前からボリューム、セレクター、トレブル、ミドル、ベースでスイッチはアクティブとパッシブの切り替えになります。EQはEMG製です。

f:id:smeagol19:20180506095814j:plain

 

セレクターは使いづらいです。ロータリーの4点で

  1. ネック
  2. ネック+ブリッジのシリーズ
  3. ネック+ブリッジのパラレル
  4. ブリッジ

になってます。あまりにも使いづらいので私は

  1. ネック+ブリッジのシリーズ
  2. ネック
  3. ネック+ブリッジのパラレル
  4. ブリッジ

に変えました。テレキャスターに4wayのセレクターをつけたときと同じ操作感になります。けっこう定番の改造らしいので、ピックアップが2つ載ってるDingwallのオーナーさんは試してみるといいかも。

 

面白いのはパッシブでも十分にパワーがあること。アクティブもパッシブも両方使えます。

 

ブリッジはセパレートタイプになってます。こちらは旧タイプのもので新しいものは構造が簡略化され、評判はいまいちなんだとか。。。  

f:id:smeagol19:20180506095801j:plain

 

 ジャックはテレキャスターと同じやつ。この位置にあると使い勝手が良いです。

f:id:smeagol19:20180506095831j:plain

 

ネックジョイントはブッシュ式。

f:id:smeagol19:20180506095844j:plain

 

裏側にある丸いのは何かと思ったら、バッテリーボックスでした。磁石でがっちり固定されます。これはナイスアイデアですね。

f:id:smeagol19:20180506095857j:plain

 

注意点としては、調整はされてません。弦を外すとサドルが外れます。高さと位置を固定できるので、きっちり固定しましょう。固定しないとデメリットしかありません。

 

調整した上で弾いてみたら、鳴りが変わりました。左手にビンビン響いてきます。

 

ネックとボディの仕上げが違っていて、ネックはオイルフィニッシュっぽくなってます。演奏性を高める意味で良いです。

 

マルチスケールはIbanezのアコギで経験済で、そちらは低音が出すぎでEQで補正しないと使えないものでした。Dingwallはそのあたりはまったく問題なし。ただ、4弦が37インチなので手が小さい人だときついと思います。

 

前々から興味があったDingwall。デザインも含めて、オリジナリティがあり、プレーヤー目線で作られた楽器だなと買って弾いてみて改めて感じました。

 

次のライブはこれとATLANSIAを使おうかと考えてます。見た目のインパクトがでかそうです。(笑)

 

こないだ買ったSireの存在意義は・・・考えないでおきます。

 

ほなほな。

Gibson破産と聞いて改めて思ったこと。

Gibsonが破産しましたね。最近強気な値上げを敢行したFenderの社長も辛辣なコメントを出していましたが。

 

いきなり脱線して、寿司の話をしましょう。私の父は寿司屋を営んでいます。寿司職人として70年近く働いています。

 

私も以前はよく築地に行って仕入れの手伝いをしました。ある日、ある魚をある寿司屋と半分ずつ買ったんですが、嫌そうな顔をしていたんです。後日、その寿司屋のメニューを見てみたら、一人前なんと15000円。うちは2500円です。先方はどうか知りませんが、うちは米は農家から直接買い、ワサビも本わさびのみ使います。わざわざ海外や沖縄から食べに来るお客さんもいますから、父の寿司は不味いとは言えません。

 

なんで同じ魚を使っているのに6倍も差がつくのか。結局、それは家賃とか人件費とかなんですよ。たぶん、味に差はないどころか父の方が勝っている可能性もあります。父はシャリをジャーになんか入れませんし。

 

さて、Gibsonに話を戻しますが、私はGibsonが嫌いです。Fenderと並ぶ老舗である事実は認めますが・・・

 

  • 値段の割にギターの品質がいまいちというかばらつきが激しい。
  • ビニールみたいな塗膜が気持ち悪い。
  • 商品展開にセンスがない。(自動チューナー搭載とか金属製ナット搭載とか)
  • 希少材でごまかしているように感じられる。(これは他も同じ)
  • アジアで作ってるのにMade In USA。(Gretschもそうだった)
  • マホガニーと表記された木材が怪しい。(他も一緒)
  • SteinbergerもKramerも買収されて良さが消え失せた。
  • 紙を樹脂で固めた指板とか採用する神経が嫌だ。

 

最初にあれ?と思ったのはVixenとか出した頃でした。LAメタルブームの頃にもM3とか出して大失敗してましたっけ。それでもやはりGibsonのロゴには憧れるものがあり、何本か買いました。他の人が買った高価なギターを目にする機会もあったりしました。そして、コスパの悪さに悶絶しました。

 

80万近い某ギタリストのシグネーチャーモデルのネジが斜めになってるとか、シンナーがかかっただけで木地が露出したとか、同じ規格のはずのパーツがつかないとか。

 

個人的に、楽器のハンドメイドに価値を見いだせないんですよ。KieselとかCortとかSAITO GuitarsみたいにCNCルーターを使った方が圧倒的に速く正確に同じものを大量に作れるんですから。機械を操作する人種の違いが音色に影響を与えるはずがありません。使われる木材がシーズニングされているかどうかという問題はあると思いますけどね。

 

エフェクターのハンドメイドは別です。

 

高い製品がなぜ高いのかを考えると、値段の差ほど音色や使い勝手に差はないんじゃないかと私は考えます。Fender JapanがMexico並みの価格帯になって、SquierがFender Japanの価格帯になったとき、中身は変わってませんから。

 

20万以下の楽器は調整がされていないことが多いですが、それは調整をすればいいだけ。ギターを買って調整しない人が多すぎるのも問題です。ピックアップの交換とかする前にまずは調整をすべきです。そういや、ATLANSIAですら調整がめちゃくちゃだったなぁ。。。。(前の持ち主がめちゃくちゃにしたのか!?)

 

なんでこんなことをいきなりネタにしたのかというと、某エフェクターブランドの中の人が新作の動画をアップしたときに、Fender Japanを使って「安ギターでもこの音」と書いたのが妙にひっかかったからです。

 

強気過ぎる値上げの件はあれとして、Fender Japanは楽器としてのトータルバランスを考えて製品展開しているんですよ。何でもDuncanを載せるとことは違います。Texas Specialを載せるギターはちゃんと選んでます。

 

10万オーバーのギターを安物と呼ぶのも正直神経を疑いますが、それを愛用している人の気持ちをなぜ考えられないのか?と残念に思います。10万ですよ? そんなにポンポン買えますか? 中学生とか高校生で頑張ってバイトしてFender Japanを買った・・・なんてことは普通にあるでしょうに。”○○円台のギターを使いました”みたいな表現になぜできないのか。

 

で、ハイエンドギターは本当に品質がハイエンドかどうかなんて怪しいわけです。Ovation USAとかFender Custom Shopとか何十万もするのに粗悪品も店頭に並んでるじゃないですか。個人工房の作品? あれはもはや嗜好品でしょう。金持ちが道楽で買うものと言っていい。

 

アメリカ人なんて平気でEpiphoneもSquierも使いますからね。プロでも使ってる人はたくさんいます。買値で上下関係を作ったり差別をするのは日本独自のメンタリティーなんでしょうかね。やれやれですわ。

 

私ごときが偉そうに書くのはなんですけど、音楽は耳とか心で感じるものなんですから、ロゴとか木目とか値段とか有名人の名前なんかに目をとらわれずに、本質を見抜く努力をしてほしいなと。

 

ほなほな。

Sire V7 4st + D'Addario Universal Strap Locks

Steinbergerが3本にYAMAHA、Fernandes、オリジナルのフレットレス、そしてATLANSIAと気がつけば7本ベースを持っていますが、すべて指板がローズウッドなんですよね。このうちの数本は指板をコーティングしているのでローズ指板の音じゃないんですが、メイプル指板のも1本くらい欲しいな〜と島村楽器錦糸町店の店長さんに言ったら、「Sire入荷してますよ!」とのことなので行ってきました。

 

そして、購入。ちなみにMarcus Millerのファンというわけではありません。

f:id:smeagol19:20180430203247j:plain

 

買う前に一応試奏してAtelier Zのベースと比較してみました。Atelier Zのは15万くらいで、弾いてみた感想は・・・「音太い!」。仕上げは丁寧で全体的に文句なしだったんですが、ちょっと音の解像度がぼやけ気味なのとネックが飴色ではないこと、あと髪型的にAtelier Zを持つとBABYMETALのベーシストっぽくなるのでSireにしました。

 

今回はついで?にD'AddarioのUniversal Strap Locksも買いました。

f:id:smeagol19:20180430203319j:plain

 

全景。ボディはアッシュで仕上げはナチュラル。色がついていないのが最近好きです。

f:id:smeagol19:20180430203349j:plain

 

ヘッド。ストリングガイドは丸いのではなく、こちらのほうが好みです。ヘッドの形は・・・まぁ、Fenderが偉大すぎるということで。

f:id:smeagol19:20180430203410j:plain

 

ヘッド裏。このベースはインドネシア製でした。国産に負けないくらい作りはしっかりしてます。

f:id:smeagol19:20180430203454j:plain

 

裏にはバッテリーボックスが2つ。人生初の18Vですよ。

f:id:smeagol19:20180430203517j:plain

 

ネックの調整がしやすいようにボディがザグってあります。

f:id:smeagol19:20180430203658j:plain

 

ピックアップはMarcus Premium Jazz PickUpが載ってます。

f:id:smeagol19:20180430203728j:plain

 

コントロール部分。右からトーン、その上にボリューム、バランサー、トレブル、ミドルのフリーケンシー、ミドル、ベース、スイッチはパッシブとアクティブの切り替えです。EQはセンタークリックがついていて操作しやすいです。EQの効きも素晴らしいです。外付けのプリアンプはいらなくなります。

f:id:smeagol19:20180430203750j:plain

 

なお、コントロール部分は基盤で一体になっているため、どこか壊れたらまとめて交換することになります。基盤にはゲインがついていてドライバーで回すと・・・増えません。初期状態でマックスでしかもゼロ、回すとゲインがマイナスになる感じです。回し切るとパッシブより小さい音になります。

 

ブリッジはSireオリジナルのHeavy Mass Bridgeがついてます。これもSireを選んだ理由の一つです。

f:id:smeagol19:20180430203616j:plain

 

テンション感が欲しい場合は裏通しにできます。・・・が、裏通しにする場合はブリッジの駒の溝を少し深めに削る必要がありそうです。

f:id:smeagol19:20180430203552j:plain

 

ジャック部分。

f:id:smeagol19:20180430203817j:plain

 

値段の割にはすごく良いベースだと思います。やたら重いことと調整がぜんぜんされていないこと以外は欠点は特にありません。

 

付属品としてピックアップフェンスがついてますが、取り付けはプロに任せた方が良いです。他社製品ではピックガードに穴が開いている場合がありますね。その場合でも、ボディに開ける穴より広めにピックガードに穴を開けないと悲惨なことになります。

 

私はたぶんピックアップフェンスはつけずにフィンガーレストをつけると思います。

 

続いてD'Addario Universal Strap Locksの簡単なレビューをば。

 

ピンはこんな形です。

f:id:smeagol19:20180430203852j:plain

 

ストラップ側。

f:id:smeagol19:20180430203920j:plain

 

取り付けたところ。

f:id:smeagol19:20180430203946j:plain

 

今までいろいろな会社のロックピンを使ってきました。この製品は文句なしでベスト!と言えます。

  • ストラップ側の穴にジャストフィット。
  • ストラップの割れている部分にピンを通すのでつけ間違えることがない。
  • 取り外しが簡単。

 難点は、取り付けたときに若干遊びの部分があるのでカチャカチャいってしまうかもしれない部分ですかね。私は気にしませんが。

 

作りかけのストラト、友人用のストラト、あとボディ交換中のフレットレスベースにはこのロックピンを使おうと思います。

 

次にベースを買うとしたら6弦かファンドフレットのやつですかね。(ぇ

 

エレアコベースも持ってなかったな。(ぉ

 

ほなほな。