今回はセットアップ編になります。まぁ、YouTubeには有益な動画が山ほどあるので参考になるとは思いませんが。
組み立てが終わり、モニターその他を切替器経由でつなげた図。
コンパクトなX300よりさらにコンパクトです。
上部の蓋を開けるとGPIOピンが見えます。ここに機器をつなぐことでLEDを光らせたり、センサーから値を受け取ったりできるようです。基盤を保護するためのバッファーボードなんてのも売られてます。
OSは、SSD起動にする場合は64bit版のOSをPCかMacでMicro SDカードに書き込む必要があります。ここからZIPファイルを落として、Raspberry Pi Imagerというソフトで書き込みめばOK。標準のRaspberry Pi OS以外のOSも書き込めます。場合によってはファームウェアのアップデートが必要らしいですが、今回は不要でした。
今回、私が選んだArgon One M.2の場合、組み立て後にSDカードの抜き差しはできません。組み立てるときにSDカードは用意しましょう。
あとは電源を入れてOSをセットアップして、SSDにコピーすれば終わり・・・のはずが、
電源が入らない
こういうときは最小限の構成にして確かめる・・・ということで、振り出しに戻りました。基盤むき出しの状態だと電源は入り、慎重に組み立ててまた電源ボタンを押すと・・・
無事に電源が入りました。
が、
虹色の画面から先に進まないw
またまた分解して最小限の構成で起動を試みるも、虹色の画面から先に進みません。どのHDMIポートに挿しても駄目。orz
原因は、OS入りのSDカードにありました。虹色の画面と格闘しているときに64bit版のOSが必要なことに気づいて入れ直したら、普通に起動しました。上に書いた通り、OSの書き込みは楽勝なので、OS入りのSDカードを買う必要はありません。
思わぬところで苦闘した後は楽勝でした。Linuxをセットアップするときのようにキーボードやエリア、ネットワークの設定をすれば使えるようになります。
SSD化もメニューからSD Card Copierを起動すれば楽にできました。そのあたりは↓のブログの記事がとても役に立ちました。
SSDにコピーしたらSDカードは抜くのかな?と思っていたら、上のブログ記事の通りにやったら挿したままでもSSDから起動しました。
OSの使い心地はというと、SDカードでも遅さは感じませんでした。思った以上に快適に使えます。SSD化したらX300ほどとはいかないまでも、なかなかの爆速になりました。ただ、温度は気になりますね。しばらく使っていると、たいして負荷をかけたわけでもないのにポカポカしてました。冷却には気を使った方が良いと思います。
今回、組んだマシンはVisual Studio CodeとDockerを入れて開発の勉強用にでも使う予定です。最近、仕事でLaravelを採用することが増えてきたので勉強したいなと。仕事でちらっと使ったPythonの勉強用にも使えますね。
Linuxを使う場合、ディストリビューションはそれなりに限定はされるものの、2~3万でこれだけ快適な環境が手に入れられるなら、Linuxに興味がある人(どれだけいるのやら)にはRaspberry Piはおすすめできます。組み立ても楽ですし。
次回は・・・もう一式買ってしまったRaspberry Piの話か、NUXのMighty Airでも取り上げますかね。Sennheiserのワイヤレスイヤホンとヘッドホンのこともまだ書いてなかったような・・・
ほなほな。