ストレス発散には買い物!・・・というわけで、久々に万年筆を買いに行きました。
去年からPineiderというイタリアのブランドが気になっていたんですよ。そして、万年筆のコミュニティに属していない私は「どこで売ってるんだろう?」という疑問にぶち当たりました。
どうせなら今まで行ったことがない店に行こう!と思って目星を付けたのは・・・
「品揃えが凄い」「古いピアノが置いてある」「イタリアに行った気分になる」・・・私が行ったら場違いな感じになりそうな・・・まぁ、青山って時点で私は抵抗感を感じるわけですが。
お店の場所がちょっとわかりづらいという情報がありましたが、Google Mapのおかげですんなり到着。いやぁ、おしゃれなお店です。品揃えも素晴らしい。
ちょうど接客中だったのと、尿意に襲われていたので大人の尊厳を守るために外でスッキリしてから再訪したら、ちょうど接客が終わったらしく、女子店員さんが話しかけてきました。
ちなみに私は、女子店員に感じの良い接客をされるとほぼ100%の確率で買います。
Pineiderに興味があって来た旨を伝えると、AvatarとLa Grande Bellezzaを出してくれました。PineiderにはDeltaのスタッフが参加しているらしく、同じくDeltaのスタッフが参加しているLeonardoという新しいブランドのペンも出してくれました。
そして・・・いつもの法則が発動して買ってしまいました。La Grande Bellezzaはいつでも買えるとのことなので、今回はAvatarを選択しました。店員さん、今まで遭遇した中で一番詳しかったです。
外箱。
裏側には公式サイトにアクセスするためのQRコードが。
ケースはViscontiみたいです。Viscontiの元社長がオーナーになっていることと関係があるのかも?
開いたところ。こういうケースは捨てられないんですよね。
本体。美しい・・・
これは書斎館の・・・なんていうんだろ。
取説やら保証書やら会社紹介やらインストラクションやら。
オリジナルのレターセット。手漉き紙で名を挙げたPineiderらしい付属品ですね。
またまた本体。ちなみにAvatarは税抜きで3万円です。
キャップ部分。
キャップリングにはロゴとフィレンツェの町並みが。
クリップは面白い仕組みになってます。仮に壊れても交換は簡単にできそうです。
コンバーターもちゃんとついてます。
首軸が金属なペンは好みではなかったのですが、このルックスを見たらどうでもよくなりました。
キャップをはめたところ。
ペン先。Avatarはスチールで切れ込みなどはありません。装飾が美しい!
横からみたところ。
裏側。軸が少しずれていたので、撮影後に直しました。
実際に使ってみると、レジンに大理石を混ぜているからか、重量のバランスが絶妙です。デザイン以外を重視しないというイタリア万年筆のイメージはPineiderには当てはまりません。
また、キャップはViscontiと同様に磁石で固定するやり方で、Pineiderは精度が非常に高く、きっちりはまります。La Grande Bellezzaは2ヶ所に磁石が仕込んであり、キャップを胴軸の後ろにはめるときもカチッとはまります。
書き味に関しては、字幅はFでもパイロットもMよりやや太めではあるものの、インクのフローが素晴らしく、ヌラヌラ書けます。もう少し字幅が細い方が好みかな。
書斎館は試筆するときは紙を2種類出してくれて、お茶まで出ます。椅子に座ってゆっくり試筆できるのは非常に良いです。万年筆が気軽にぽんぽん買うものではありませんからね。すっかり気に入ってしまいました。都内で買うなら書斎館ですな。
あまりの居心地の良さにインクも買ってしまいました。
箱には窓があり、色がわかるようになっています。エコでお洒落です。
インクボトルはこんな感じ。インクボトルもブランドごとに個性が出ますね。
3万円以上の万年筆を買うとおまけがつくというので、革のペンケースを選びました。さっそくAvatarを入れてます。
書斎館のロゴ?が入ってます。
店頭で万年筆を買うのは1月に大阪に遠征したとき以来かな? 書斎館は雰囲気、居心地の良さ、店員さんの接客レベルの高さでベストですね。次回はLa Grande Bellezzaを買いに行くつもりです。
コレクション目的で買ったカラバリ物を処分しないとな~。
ほなほな。