ここ数年、火消しをしてきた炎上案件が急に終わることになり、今月は忙しいです。
これを機会に新しいエージェントと組もうかと思って、仕事以外でも大忙しというわけです。できれば大洗に残りたいですけど、水戸や勝田あたりに移るのもありですし、埼玉や神奈川、千葉あたりでもいいかな?とか考え始めています。
ミュージシャン的に、やはり大洗って退屈すぎるんですよ。
さて、今回はイシバシ楽器池袋店で買ってしまったYAMAHA STORIA Iのレビューです。
YAMAHAの楽器は大好きです。特にアコギとベースが好きで、APXやCPXが発売された時はすぐに手を出しましたし、今でも何本か持っています。ただし、エレキに関してはPacifica以外興味が持てず、1本も持ったことはないです。若かりし頃、「死んでも買わない」と断言したMartin、Fender、GibsonのうちFenderとGibsonはそれなりに買ってきたのに、YAMAHAのエレキは1本も持ったことがないのは意外です。
YAMAHAの魅力というと、やはりコスパの良さですかね。以前、バンドでベースを弾いていた時はDingwallとかいろいろ使ってたんですよ。高いやつは数十万とかするのに、ライブ後に褒められるのはYAMAHAのTRBX600でした。道具として見ても作りがまともでトラブルが起きることもなく安心して使えるところもポイントは高いです。
今回、STORIAを買ったのは・・・勢いというか、何というか。(笑) 最初はアコギを買うつもりで、リサイクルショップで見つけた古いFG151が先に買われてしまい、宇宙戦艦ヤマトの4Kリマスターを観に池袋まで行った時にイシバシに寄ったら、出会ってしまったってな感じです。LL6 AREというモデルとどちらを選ぶか最後まで悩みました。
全景。トップはスプルース単板で白っぽい塗装がされてます。派手な装飾がなく、シンプルな見た目が好みです。個人的に光沢仕上げは苦手です。
ヘッドはYAMAHAのいつものやつで、ロゴだけという潔さ。ネックはナトー、ナットは樹脂製です。
ギアはオープンタイプで思ったより良いです。木を継ぐ部分がネックではなくヘッドになってますね。ヘッド角は浅いです。
指板はウォルナット。ウォルナット指板は初めてです。ポジションマークが地味で非常に良いです。ポジションマークなんて横についていれば良くて、なくても困らない派です。
ロゼッタもシンプルそのもので、ギターの内部は面白い仕上げがされてます。ブルーグレーに塗られているんですかね?
サイドとバックはマホガニーです。
ブリッジは指板と同じくウォルナットでサドルは樹脂製、ブリッジピンは真鍮製です。ブリッジピンはいずれPower Pinsに交換するでしょう。
このギターはパッシブピックアップがついていて、エンドピンはジャックになってます。
パッシブなのでボリュームなどはついてません。それが良い。
ケースはなかなか派手でおっさんには辛いです。
ポケットは最低限ですが、けっこうしっかりしてます。セミハードケースに近い感じ。
ネックの下の部分はバッグになっていて取り外し可能です。これは素晴らしい。
良い点
- 生音がけっこう大きい。
- ピックアップからの出音が素直。スピーカーからアコギの音が出る。
- トラスロッドの効きが良い。(両利きっぽいです)
いまいちな点
- ナットの溝調整が雑
ピックアップが意外と優秀なのには驚きました。昔々持っていた50万くらいのAPXと比べたら大違いで進歩を感じます。エレアコとしても普通に使えますし、生音もちゃんとしているのでアコギとしても使えそうです。10万↑の手持ちのやつより生音がまともでちょっと凹みました。^^;
ナットに関しては、YAMAHA共通の課題ですね。サイレントギターは高さがバラバラで、STORIA Iは2弦~5弦が高くて1弦と6弦は適正でした。なので、ローコードを弾く時に指が痛くなります。古いFGも弦高が高めで無調整では弾きづらかった記憶があります。ナットとサドルを信頼できるリペアマンに調整さえしてもらえれば、YAMAHAの楽器は良い相棒になります。他のメーカーも値段に関係なく調整が必須だったりしますが。
前に使っていた当たりのK.Yairiを弾いた時のような感動はないものの、値段を考えればすげぇ良いギターだと思います。初心者や中級者、手軽に使えるサブが欲しい人にはおすすめできます。ソロで何かやりたい人向けですね。バンドなどで使うなら、OvationやAPXなどボディが薄めで鳴らないギターが良いと思います。
最後まで悩んだLL6 AREも良いギターでした。機会があればそちらも買うでしょう。元々、LシリーズはBert Janschが使っていて興味がありましたし。まぁ、まずは完全テレワークで働ける環境を維持して、広い部屋に引っ越すところから。
ほなほな。